この記事でわかること
- 業界別の資料で差し替える4か所(表紙・最初の3枚・事例の1枚)と、共通のままでよいページ
- 1枚目に載せる「その業界の顧客がAIに尋ねる質問と今の答え」の作り方と、日付・条件の添え方
- その業界の事例がないときに出せる4つの材料と、架空の事例や他業界の数字の流用を避ける理由
- 資料を商談の前・最中・後で渡し分ける方法と、資料の差を実施率・受注率で確かめる試算
この記事が想定している状況
AIO/LLMO支援の提案資料は1種類しかなく、税理士事務所にも工務店にも同じ資料を見せている。商談では「うちの業界でも効果があるのか」「同じ業界の事例はあるか」と聞かれるが、その業界の顧客はまだいない。他業界の事例を言い換えて出すのは気が引けるし、架空の事例は論外だ。営業代行に商談設定を頼むなら、業界ごとに何を用意すればよいのかも分からない。そうした状況で、業界別の説明資料と事例の出し方を調べている代表や営業責任者を想定しています。
知りたいこと
- 業界ごとに提案資料のどこを変えればよいかを知りたい
- 狙う業界の事例がまだないときの見せ方を知りたい
- 業界別の営業先に合う営業トークや提案の進め方を知りたい
あわせて判断したいこと
- 業界ごとに資料を作り直す手間を、できるだけ小さく抑えたい
- 誇張に頼らず、実績の少なさを隠さないまま信頼してもらいたい
読み終えるとできること
読み終えると、共通の資料を土台に、業界ごとに差し替える4か所だけを作り分けられるようになります。その業界の事例がない段階でも、事前調査・近い業界の事例・報告の見本・小さく試す提案の4つで判断材料を示せるうえ、資料の差が商談の実施率と受注率にどう表れるかを確かめる方法も分かります。
業界別の資料で差し替えるのは、表紙と最初の3枚と事例の1枚
業界別の説明資料は、業界の数だけ一から作る必要はありません。支援の範囲・進め方・報告・料金の考え方・会社の情報は、どの業界に見せても中身が変わらないからです。差し替えるのは、相手が「自分の業界の話だ」と受け取るかどうかを決める表紙と最初の3枚、そして事例の1枚の4か所に絞ると、業界を増やしても準備の手間が膨らみません。
| 順番 | ページ | 共通/差し替え | 業界ごとに変える中身 |
|---|---|---|---|
| 表紙 | 宛名と表題 | 差し替え | 業界の言葉で書いた表題 |
| 1枚目 | 顧客がAIに尋ねる質問と今の答え | 差し替え | 業界の顧客の質問と、調べた日付 |
| 2枚目 | 業界で起きている変化 | 差し替え | 問い合わせの入口がどう変わったか |
| 3枚目 | 業界に合わせた進め方 | 差し替え | 繁忙期・決まり・決める人に合わせた段取り |
| 4〜7枚目 | 支援の範囲・進め方・報告 | 共通 | — |
| 8枚目 | 事例、または事例の代わりの材料 | 差し替え | 業界と条件が近いもの1つ |
| 9〜10枚目 | 料金の考え方・会社の情報 | 共通 | — |
順番にも理由があります。最初の3枚で相手の業界の事実を見せてから支援の範囲や進め方に入ると、相手は自分の状況に当てはめながら後半を読みます。反対に、会社の紹介や施策の説明から始めると、業界に関係なく同じ話に聞こえ、「うちの業界でも効くのか」という問いが最後まで残ります。
共通のページも、業界向けに1か所だけ手を入れると読みやすくなります。進め方のページに、その業界の繁忙期を避けた日程の例を1行足す、といった程度で足ります。用語を使わずに必要性を伝える提案の順番はLLMOを知らない相手への提案の組み立て方で扱っています。
営業代行に商談設定を頼むなら、電話と資料の中身をそろえる
架電を営業代行に任せる場合は、電話で伝えた事実と、商談で見せる1枚目が食い違わないようにします。電話で「地域名と相談内容で調べると、今はこう表示されています」と伝えたなら、商談の1枚目も同じ質問・同じ日付の画面から始めます。大橋メソッドの商談設定では、相手の役職・検討状況・反応のあった切り口を商談シートで受け渡すため、反応のあった切り口に合わせて1枚目の質問の順番を入れ替えられます。
1枚目は、その業界の顧客がAIに尋ねる質問と今の答えにする
業界別の資料で最も働くのは1枚目です。その業界の顧客が尋ねそうな質問を3〜5つ選び、AI検索で今どんな答えが返ってくるか、その答えに相手の名前が入っているかを、調べた日付とあわせて1枚にまとめます。相手にとっては初めて見る自社の姿で、業界の一般論を並べるより強く関心を引きます。
質問を選ぶ
業界の顧客が問い合わせの前に尋ねそうな質問を3〜5つ選びます。費用・選び方・地域名を含む質問を混ぜます。
2つ以上のAI検索で調べる
GoogleのAIモードやAIによる概要、ChatGPT、Copilotなどから、相手の顧客が使いそうなものを2つ以上選び、同じ質問で調べます。
結果を表にする
質問×AI検索の表に、相手の名前が出たか、出た場合の説明が正しいかを書きます。ほかの会社の名前は伏せます。
日付と条件を書き添える
調べた日付と、ログインの有無や地域の設定など、答えが変わりうる条件を表の下に書きます。
質問は、支援会社の言葉ではなく、その業界の顧客が使う言い方で書きます。士業なら「〇〇市で相続の相談ができる事務所」、法人向けのITサービスなら「〇〇の機能で比べたときの候補」のように、相手の顧客が実際に打ち込みそうな形にすると、1枚目を見た相手が「うちの顧客もこう聞いている」と受け取りやすくなります。
想定ケース(架空の条件):有料老人ホームを運営する会社向けに1枚目を作る
首都圏で3施設を運営する会社に向けて、入居を考える家族が尋ねそうな質問を4つ選んだとします。「〇〇市で費用を抑えられる老人ホーム」「認知症でも入れる〇〇市の施設」「入居一時金のない施設の探し方」「見学で確かめること」です。2つのAI検索で調べると、8つの答えのうち施設名が出たのは1つで、その答えも2年前の料金のままでした。1枚目の見出しは「ご家族が最初に読む答えに、施設名が出たのは8回中1回」とし、残りの答えで先に挙がっていたのが紹介サイトだったことを添えます。
1枚目で気をつけたいのは、答えの中身を誇張しないことです。AI検索の答えは日や条件で変わるため、いつ・どの条件で調べたかを書かない画面は、相手が自分で調べ直したときに食い違い、資料全体の信用を落とします。調べ直して違う答えが出ても説明できるよう、日付と条件は必ず残します。
業界の言葉と決まりに合わせた「言い換え表」を作る
2枚目と3枚目は、業界の言葉で書けるかどうかで伝わり方が変わります。支援会社の側で使い慣れた「集客」「流入」「LLMO」は、相手の業界ではあまり使われません。業界ごとに、資料で使う言葉と避けたい表現を1枚の言い換え表にしておくと、差し替えのたびに迷わずに済み、架電のトークとも言葉がそろいます。
| 業界 | 資料で使う言葉 | 避けたい表現 | 代わりに書くこと |
|---|---|---|---|
| 士業 | 相談、依頼者、取扱分野 | 「集客できる」「売上が伸びる」 | 相談の入口で名前が挙がるか |
| 医療 | 患者さん、診療内容、通いやすさ | 「患者が増える」「地域で選ばれる」 | 診療の説明が正しく伝わっているか |
| 介護 | ご家族、入居相談、見学 | 「満室にできる」 | 見学の前に読まれる情報が正しいか |
| 法人向けBtoB | 比較検討、資料請求、検討の入口 | 「SEOの延長です」 | 比較の候補に名前が入るか |
避けたい表現は、効果を言い切るものと、相手の業界の決まりに触れるおそれがあるものの2種類です。医療のように広告の決まりがある業界では、資料の言い回しが相手の広告の考え方に沿っているかも見られます。どの表現が決まりに触れるかは業界や場面で変わるため、迷う表現は専門家に確認してください。業界の言葉や決まりを1枚に整理する方法は業界別営業を始める前の情報整理で扱っています。
LLMOという言葉そのものは、資料の後半に一度だけ短い説明を添えて出せば足ります。最初に用語を説明すると、相手は自分の話だと受け取る前に「難しい話だ」と身構えます。用語より先に、相手の顧客の質問と答えを見せる順番は、業界が変わっても同じです。
3枚目の進め方は、業界の暦と決める人から書く
3枚目の「業界に合わせた進め方」には、相手の業界の繁忙期を避けた始め方と、誰の確認を経て何が決まるかを書きます。院長が診療の合間にしか資料を読めない医院なら、確認の打ち合わせは昼休みに15分ずつ、法人向けのITサービス企業なら、担当者と責任者がそろう週次の会議に合わせて、というように段取りを業界の一日に合わせます。相手が自分の予定に重ねて読めるページは、それだけで業界を分かっている証拠になります。
その業界の事例がないときは、事例の代わりに4つの材料を出す
狙う業界の事例がまだない段階で「同じ業界の事例はありますか」と聞かれたら、ないことをそのまま伝えたうえで、事例の代わりになる判断材料を出します。架空の事例はもちろん、他業界の数字を業界名を伏せて流用することも、相手が確かめた時点で資料全体の信用を失うため避けます。
| 材料 | 資料での見せ方 | 相手が確かめられること |
|---|---|---|
| 業界の事前調査 | 同じ業界10〜15社のAI検索の結果を集計し、社名は伏せる | 業界全体で何が起きているか |
| 近い業界の事例 | 業界と条件の違いを明記して1つだけ出す | 似た条件で何が変わったか |
| 進め方と報告の見本 | 最初の1か月の段取りと、週次の報告の項目 | 始めた後に何が届くか |
| 小さく試す提案 | 期間・範囲・報告・費用・終わり方を1枚に | 外れたときの損の大きさ |
4つのうち、相手の判断に最も効くのは事前調査です。相手だけでなく同じ業界の10〜15社を同じ質問で調べて集計すれば、「業界の多くで名前が出ていない」のか「同業の一部だけが出ている」のかが分かり、相手は自社の位置を業界の中で見られます。近い業界の事例は、業界と条件の違いを書いたうえで使えば、事例の代わりではなく参考として役に立ちます。
できないことはできないと言う。そのほうが、長く付き合えると思っています。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
資料には、対応しない範囲も1行で書いておきます。たとえばサイトの作り直しや記事の執筆を受けないなら、その旨と、受けられる範囲を並べて書きます。できないことが書いてある資料のほうが、書いてあることを信じてもらいやすくなります。実績が少ない段階での信頼の作り方は実績が少ない小規模企業の信頼の作り方で扱っています。
小さく試す提案の1枚は、事例がない業界でこそ効きます。期間と範囲が限られ、何が報告され、外れたらどこで終われるかが書いてあれば、相手は事例の代わりに「試した結果」で判断できるからです。費用は総額だけでなく、終われる時点までにかかる額を書いておくと、相手は損の上限を先に見積もれます。
事例を出せるようになったら、業界・条件・数字をそろえて1枚にする
狙う業界で最初の顧客ができたら、事例の1枚を差し替えます。同じ業界の事例は相手にとって強い材料になる一方、条件を書かずに数字だけを載せると、相手は自社にも同じ数字が出ると受け取り、後で期待とのずれが生まれます。事例の1枚には、次の6項目をそろえます。
| 項目 | 書く中身 | 書かないと起きること |
|---|---|---|
| 業界と規模 | 業態・従業員数・地域 | 規模の違う相手が同じ結果を期待する |
| 始めた時期と期間 | 開始の月と、数字を測った期間 | 時期の違う結果と比べられる |
| 取り組んだこと | 変えたページや情報の中身 | 何が効いたかが分からない |
| 数字と分母 | 何件中何件か、どの質問で調べたか | 率だけが独り歩きする |
| 変わったこと | 問い合わせの中身や相談の入口の変化 | 数字以外の変化が伝わらない |
| 条件の違い | 相手との違いと、結果が変わりうる点 | 期待と結果のずれが後から出る |
事例を載せるには、顧客の許可が要ります。社名を出せない場合も、業態・規模・地域の書き方を顧客と決め、数字をどこまで出すかを先に合意しておきます。事例の取材で聞く質問と原稿の組み立ては導入事例の取材で聞くべき7つの質問で扱っています。
事例の数字を測るときは、1枚目に使ったのと同じ質問・同じAI検索で、始める前と後を調べます。前と後を「何回中何回」という分母のある形で書ければ、次の業界の相手も同じ物差しで自社の今を見られます。測る物差しを事例ごとに変えると、数字の大きさは並べられても、何が変わったのかは比べられません。
事例が増えても、1回の商談で見せるのは1つで足ります。相手と業態・規模・地域が最も近い事例を選び、条件の違いの行を先に読み上げてから数字に入ります。複数の事例を並べると、相手はいちばん良い数字だけを覚え、自社の条件との違いを読み飛ばしがちです。
業界の事例が1つできても、事前調査の集計は捨てずに残します。事例は1社の結果ですが、集計は業界全体の今を示すため、2枚を並べると「業界ではこう、この会社ではこう変わった」と見せられます。集計は四半期ごとなど決めた間隔で同じ質問を調べ直し、日付を更新していくと、業界の変化を追う資料として育ちます。
資料は商談の前・最中・後で渡し分け、差を実施率と受注率で見る
業界別の資料は、全部を一度に見せるより、商談の前・最中・後で渡し分けると働きが大きくなります。前は相手に来てもらうため、最中は判断の材料をそろえるため、後は社内で話を上げてもらうために使います。
| 時点 | 渡すもの | ねらい |
|---|---|---|
| 前(日程が決まったとき) | 1枚目だけ | 自社の状況を先に見てもらい、不実施を減らす |
| 最中 | 表紙〜3枚目、事例の1枚、進め方 | 業界の事実から判断の材料をそろえる |
| 後(当日中) | 要点1枚と費用の考え方1枚 | 決裁者に上げるときにそのまま使ってもらう |
資料の効き目は、商談の数ではなく、商談の後ろの2つの率に表れます。日程が決まった商談が実際に開かれる実施率と、開かれた商談が受注につながる受注率です。下の試算では、架電800件・接続率36%・担当者到達率32%・会話率60%・商談化率11%・実施率83%・受注率18%と置いて、受注までの件数を示します。
試算
架電800件から受注までの件数の見込み
架電800件に対して、接続は288件、担当者と話せるのは約92件、商談の日程確定は約6.1件、実施は約5件、受注の見込みは約0.9件です。
架電全体から見た商談化は0.76%で、説明が必要なBtoB商材の目安(0.5〜1.5%)の範囲内です。同じ率のままなら、受注1件あたり約880件の架電が必要です。
| 工程 | 率(目安との比較に使う) | 件数 |
|---|---|---|
| 架電 | — | 800件 |
| 接続 | 接続率(36%) | 288件 |
| 担当者と会話 | 担当者到達率(32%) | 約92件 |
| 話を聞いてもらえた | 会話率(60%) | 約55件 |
| 商談の日程確定 | 商談化率(11%) | 約6.1件 |
| 商談の実施 | 商談実施率(83%) | 約5件 |
| 受注 | 受注率(18%) | 約0.9件 |
件数は各工程の率を順に掛けた見込みです。会話30件以上のデータがそろうまでは、率の小さな差で結論を出さないようにします。
この条件では、商談の日程確定が約6.1件、実施が約5件、受注の見込みは約0.9件で、受注1件あたり約880件の架電が要ります。業界向けの資料に差し替えて、実施率が83%から90%に、受注率が18%から24%に上がったと仮に置くと、実施は約5.5件、受注は約1.3件となり、受注1件あたりの架電は約609件まで減ります。
架電の量を変えずに受注1件あたりの架電が3割ほど減るのは、古い資料のまま架電を4割強増やすのと同じ効果です。資料の版ごとに実施率と受注率を記録しておけば、どの差し替えが効いたかを確かめられます。ただし商談の数は架電よりずっと少ないため、1〜2件の差で結論を出さず、同じ版で何件の商談を見たかを添えて比べます。
想定ケース(架空の条件):担当者だけの商談のあとに、決裁者向けの2枚を送る
法人向けのITサービス企業で、マーケティング担当者だけが出た商談があったとします。当日中に、要点の1枚(1枚目の表と、変える箇所の候補3つ)と、費用の考え方の1枚(最初に試す範囲・月額の幅・やめられる時点)を送り、担当者が上司にそのまま転送できる件名と本文を添えます。翌週の打ち合わせに責任者が加われば資料は決裁者に届いたと判断でき、加わらなければ、どの1枚で話が止まったのかを担当者に確かめます。
大橋メソッドの結果分析・改善では、商談後の結果(受注・失注理由・次回アクション)を依頼側から戻してもらい、ターゲットやトークの見直しに使います。資料の版もこの記録に1列足しておくと、業界別の資料を直す材料が毎週たまります。商談が開かれないこと自体を減らす工夫は商談のドタキャン・リスケを減らす方法で扱っています。
手順のまとめ:業界別の説明資料を作る
- 共通のページを決める:支援の範囲・進め方・報告・料金の考え方・会社の情報を、どの業界にも使う共通のページにします。
- 1枚目の質問を選ぶ:その業界の顧客が問い合わせの前に尋ねそうな質問を3〜5つ選びます。
- AI検索で調べて表にする:2つ以上のAI検索で同じ質問を調べ、名前が出たか、説明が正しいかを日付と条件つきで表にします。
- 言い換え表で2・3枚目を書く:業界で使う言葉と避けたい表現を決め、業界の変化と進め方のページを書きます。
- 事例か代わりの材料を1枚にする:事例があれば6項目をそろえ、なければ事前調査・近い業界の事例・報告の見本・小さく試す提案から選びます。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 業界ごとに資料を一から作り、作り直しの手間で更新が止まる | 共通のページを土台にし、表紙・最初の3枚・事例の1枚の4か所だけを業界ごとに差し替える |
| AI検索の画面を、調べた日付や条件を書かずに資料へ貼る | 調べた日付・使ったAI検索・ログインや地域の設定を表の下に書き、相手が調べ直しても説明できるようにする |
| 業界の事例がないため、他業界の数字を業界名を伏せて載せる | 事例がないことを伝え、業界の事前調査・近い業界の事例(条件の違いつき)・報告の見本・小さく試す提案の4つで判断材料を出す |
| 事例の数字だけを大きく見せ、期間や分母、相手との条件の違いを書かない | 業界と規模・時期と期間・取り組んだこと・数字と分母・変わったこと・条件の違いの6項目をそろえて1枚にする |
チェックリスト
- 共通のページと、業界ごとに差し替える4か所を分けた
- 1枚目の質問を、その業界の顧客の言葉で3〜5つ選んだ
- AI検索の結果に、調べた日付と条件を書き添えた
- 業界ごとの言い換え表(使う言葉・避けたい表現)を作った
- 事例がない業界向けに、事前調査の集計を用意した
- 資料に、対応しない範囲を1行で書いた
- 商談の前・最中・後に渡す資料を決めた
よくある質問
業界別の営業先に向けた提案資料は、業界ごとに何を変えればよいですか?
表紙の表題、1枚目の「その業界の顧客がAIに尋ねる質問と今の答え」、2枚目の業界で起きている変化、3枚目の業界に合わせた進め方、そして事例の1枚の4か所です。支援の範囲・報告・料金の考え方・会社の情報は、共通のページのままでかまいません。
業界別の営業先に提案するとき、商談はどんな順番で進めればよいですか?
最初に相手の業界の顧客がAIに尋ねる質問と今の答えを見せ、次に業界で起きている変化、業界に合わせた進め方、支援の範囲の順に進めます。事例は後半で条件の近いものを1つだけ見せ、商談の後は、決裁者に上げる要点1枚と費用の考え方1枚を当日中に送ります。
狙う業界の事例がまだないとき、商談では何を見せればよいですか?
事例がないことを伝えたうえで、同じ業界10〜15社のAI検索の結果を社名を伏せて集計した事前調査、条件の違いを明記した近い業界の事例、進め方と週次報告の見本、期間・範囲・費用・終わり方を書いた小さく試す提案の4つを出します。架空の事例や他業界の数字の流用は避けます。
LLMOという言葉は、提案資料のどこで説明すればよいですか?
資料の後半で一度だけ、短い説明を添えて出せば足ります。最初に用語を説明すると、相手は自分の話だと受け取る前に身構えてしまいます。前半は、相手の顧客が尋ねそうな質問と今の答え、業界で起きている変化という、相手自身の事実から始めます。
AI検索の答えの画面を資料に載せるとき、何に気をつければよいですか?
調べた日付、使ったAI検索、ログインの有無や地域の設定を書き添えます。答えは日や条件で変わるため、条件のない画面は相手が調べ直したときに食い違い、資料全体の信用を落とします。ほかの会社の名前は伏せ、答えの中身を誇張しないことも欠かせません。
この記事の前提と根拠
- 業界ごとの言葉・避けたい表現は、一般的な商習慣として整理した例です。広告や表示の決まりに触れるかどうかは業界や場面で異なるため、判断は専門家に確認してください。
- AI検索の答えは、調べた日付・ログインの有無・地域の設定などで変わることがあります。資料に載せる画面には、調べた条件を添える前提で書いています。
- 試算の率(接続率36%・担当者到達率32%・会話率60%・商談化率11%・実施率83%・受注率18%)と、差し替え後の実施率90%・受注率24%は、説明が必要なBtoB商材の目安の範囲で置いた仮の値です。
- 大橋メソッドの商談設定では相手の役職・検討状況・反応のあった切り口を商談シートで共有し、結果分析・改善では商談後の結果を依頼側から戻してもらう形をとっています。
参照した資料
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
業界別の資料を作り始める前に、このページ下の相談フォームに、狙う業界と地域、今使っている提案資料の構成、その業界の商談で出た質問を書いて送ってください。返信は1営業日以内にメールで届き、30分のオンライン相談では、今のリスト・トーク・断り理由を、狙う業界に照らして整理できます。続けて初期テストを考える場合は、対象業界・期間・報告項目・費用が書かれた提案書を受け取れます。営業電話はありません。