この記事でわかること
- ターゲット定義書に書く5項目と、それぞれを「判断できる言葉」に直した書き方の例
- AI検索での見え方や問い合わせの入口を、外から確かめられる状態条件に置き換える方法
- 除外条件に入れる5種類の会社と、既存顧客への誤った電話を防ぐ一覧の渡し方
- 月の受注目標から必要な社数を逆算し、条件が狭すぎないかを確かめる計算
この記事が想定している状況
営業代行との打ち合わせで「どんな会社に電話しましょうか」と聞かれ、「AI検索対策が必要そうな中小企業」と答えた。代行側は業種や規模を質問してくれたものの、その場で思いついた範囲で答えたため、後日届いたリストの見本には、受けたことのない業種や、すでに取引のある会社の名前が混ざっていた。リストの作り方を一から学びたいというより、何をどこまで書いて渡せば、意図どおりの会社に電話してもらえるのかを知りたい。そうした状況にある代表や営業責任者を想定しています。
知りたいこと
- 営業代行にリストを作ってもらう前に、何を書いて渡せばよいかを知りたい
- AIO/LLMO支援の顧客になりそうな企業の条件を言葉にしたい
- 電話してほしくない会社を、漏れなく伝える方法を知りたい
あわせて判断したいこと
- 代行側の解釈で対象が広がり、商談のあとで「対象外だった」と食い違うのを防ぎたい
- 架電の結果で条件を直せる形にして、どの会社に何が効いたかを自社に残したい
読み終えるとできること
読み終えると、5項目を1枚にまとめたターゲット定義書を自社で書き、渡す前に「判断できる言葉になっているか」「社数が足りるか」「除外が漏れていないか」の3点で点検できるようになります。架電が始まったあとに、断り理由を手がかりに定義書を版ごとに書き直す進め方も分かります。
ターゲット定義書は「電話をかける人が判断できる1枚」にする
営業代行に渡すターゲット情報は、リストを作る人と電話をかける人の両方が読みます。リスト担当は条件に合う会社を集め、架電の担当は電話口で「この相手と商談を設定してよいか」を決めます。どちらも依頼側に毎回は確かめられないため、書かれていないところは代行側の解釈で埋まります。解釈の余地が大きいほど、対象は社数を集めやすい方向へ広がりがちです。
そこで、渡す情報を業種・規模・地域・状態条件・除外条件の5項目に分け、1枚の「ターゲット定義書」にまとめます。各項目は、名簿の項目や相手のサイトを見れば当てはまるかどうかを判断できる言葉で書きます。1枚に収めるのは、架電が始まってから毎週書き直すためです。何ページもある資料は、読まれはしても毎週は直されません。
| 項目 | 書く内容 | 判断できる書き方 | 判断しにくい書き方 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 業種名と、その中の分野 | 相続を扱う税理士法人 | 士業 |
| 規模 | 従業員数か拠点数の上限と下限 | 従業員10〜50名 | 中小企業 |
| 地域 | 都道府県か市区町村の範囲 | 愛知・岐阜・三重の3県 | 東海あたり |
| 状態条件 | 外から確かめられる会社の様子 | 直近1年以内にサイトを作り直した | Web集客に前向き |
| 除外条件 | 電話しない会社の種類と一覧 | 既存顧客・見積中・1年以内の失注先 | 競合など |
表の右端の書き方は、依頼側の頭の中では意味が通っていても、リスト担当には件数を絞る手がかりになりません。「士業」と書けば、弁護士から行政書士まで、AI検索対策に予算を組む見込みの大きく違う事務所が同じ重みで並びます。判断できる書き方に直すと、同じ士業でも電話する相手は数分の一に絞られ、架電の担当も冒頭で何の話をすればよいかが分かります。
大橋メソッドの進め方でも、最初の工程で業種・規模・地域の仮説を1〜2本の文章にし、想定される断り理由と一緒にターゲット仮説書として渡す形をとっています。仮説を2本までにとどめるのは、架電の結果を見たときに、どの条件が効いたのかを切り分けられるようにするためです。依頼側で定義書の下書きを用意しておけば、この工程の打ち合わせは短く済みます。
業種・規模・地域は、名簿で抽出できる言葉にそろえる
5項目のうち業種・規模・地域は、企業データベースなどの名簿の項目でそのまま抽出できる形に書くと、リストが早く安くできます。名簿で抽出できる条件だけなら、リスト費は1件数円〜数十円程度が目安です(データベースの利用料が別にかかる場合もあります)。一方、サイトを1社ずつ見ないと分からない条件は調査型のリストになり、1件50〜300円程度に上がります。定義書には、どの条件が名簿で抽出でき、どの条件に調査が要るかを分けて書いておきます。
| 依頼側の言い方 | 定義書の書き方 | 抽出の方法 |
|---|---|---|
| 士業の事務所 | 税理士法人・社会保険労務士法人 | 名簿の業種で抽出 |
| そこそこの規模 | 従業員15〜80名 | 名簿の従業員数で抽出 |
| 地方の会社 | 北海道と東北6県 | 名簿の所在地で抽出 |
| Webに力を入れている | コラムを月1本以上更新している | サイトを見て調査 |
| 相続に強い事務所 | 相続の専門ページがある | サイトを見て調査 |
規模は、自社の価格帯から上限と下限を決める
規模の幅は、自社の価格帯から逆に決めます。月額15万円の支援なら、相手は年間180万円をWebの施策に出せる会社でなければなりません。所長1人の事務所では紹介で足りていることが多く、反対に従業員が数百名の会社では、社内のWeb担当や大手の制作会社との年間契約があり、決裁にも時間がかかります。過去に受注した顧客の従業員数を並べ、その上下に少し幅を持たせた範囲が、最初の規模の条件になります。
地域は、代行会社の所在地とは関係なく決められます。架電も打ち合わせもオンラインで進むため、東京の代行が九州の会社に電話することに不都合はありません。地域を絞る理由があるとすれば、「地域名+業種」で探される商売を狙う場合です。歯科医院や工務店のように地域名で探される業種は、検索結果の上にAIの回答が出ると自社の名前が出るかどうかを相手が自分で確かめやすく、架電の冒頭で伝える事実が届きやすい対象です。
想定ケース(架空の条件):「士業・中小企業・全国」の1行を書き直す
最初に渡した条件は「士業・中小企業・全国」の1行で、名簿で数えると対象は数万件になりました。過去の受注6件がすべて相続や事業承継を扱う税理士法人で、従業員は12〜45名だったことから、条件を「税理士法人のうち従業員10〜50名、所在地は関東1都3県」に書き直しました。名簿で数えた対象は約2,400社に減り、状態条件の「相続の専門ページがある」を調査で確かめると、架電の対象は約900社まで絞られました。数字はいずれも説明のための仮の値です。
状態条件は「外から確かめられる様子」に置き換える
AIO/LLMO支援で商談になりやすいかどうかは、業種や規模より、相手がいまどういう状態にあるかで決まります。ただし「AI検索対策に関心がある」「問い合わせが減って困っている」は相手の内側の話で、電話の前には確かめられません。定義書には、内側の状態を、表に出ている様子に置き換えて書きます。
| 状態条件 | 確かめ方 | 架電の冒頭での使い方 |
|---|---|---|
| 社名や主力サービスでAI検索すると、情報が古いか出てこない | 架電の前に画面を確認し、日付と要点を記録 | 「今はこう表示されています」と事実だけ伝える |
| 問い合わせフォームが受注の入口になっている | サイトの構成と、問い合わせを促す箇所の多さ | 検索からの問い合わせの変化を一言で添える |
| 直近1年以内にサイトを作り直した | 更新日・制作のクレジット・お知らせ欄 | 作り直したサイトがAIの回答でどう扱われているかを伝える |
| コラムやブログを月1本以上更新している | 記事の一覧と日付 | 書いた記事がAIの回答に使われているかを伝える |
状態条件は、リストを絞る条件であると同時に、架電で最初に伝える事実の材料になります。「AI検索すると情報が古い」を条件にしておけば、架電の担当は相手の社名で調べた結果をそのまま冒頭で伝えられます。仕組みの説明から入るより、相手は自社の話だとすぐに分かります。大橋メソッドの架電でも、LLMOの概念から話し始めず、相手の社名や主力サービスで前もってAI検索した結果を伝えるところから入るとしています。顧客になりそうな企業の探し方と、最初の接点の作り方が、同じ1行でつながるわけです。
状態条件の数は、必ず満たす条件を1〜2つ、残りを優先順位の条件にするのが扱いやすい形です。必須の条件を4つも5つも重ねると、対象が数十社しか残らず、調査型のリスト費もかさみます。優先順位の条件は「満たす数が多い会社から先に電話する」という使い方にすれば、対象を減らさずに架電の順番だけを変えられます。AI検索対策の必要性が高い企業に表れるサインは、新規開拓の狙い目企業を見つける5つのサインで整理しています。
AI検索の表示は、同じ質問でも日や画面によって変わります。定義書の状態条件と架電の記録には、確認した日付と画面を残してください。相手に伝えるのは確認した事実だけにし、効果の見込みは商談で前提とあわせて説明します。
除外条件は5種類に分け、照合できる一覧で渡す
除外条件は、電話してはいけない会社を伝える項目です。対象の条件と違い、漏れたときの損は件数ではなく相手との関係に表れます。既存顧客の担当者に売り込みの電話が入れば、それまでに積み上げた信頼を損ねかねません。除外は種類ごとに一覧にし、架電が始まる前に渡します。
| 種類 | 例 | 渡し方 | 更新 |
|---|---|---|---|
| 既存顧客 | 契約中の顧客と、そのグループ会社 | 社名・電話番号・URLの一覧 | 新規契約のたび |
| 商談中・見積中 | 提案書や見積を出している会社 | 同上に提出日を添える | 毎週 |
| 過去の失注・解約 | 直近12か月に失注・解約した会社 | 社名・電話番号・URLと時期 | 月1回 |
| 紹介元・協業先 | 紹介をくれる税理士、提携する制作会社 | 社名と関係の種類 | 変化があったとき |
| 同業・対象外 | AIO/LLMO支援会社、提供範囲外の業種 | 業種名か社名の一覧 | 条件を変えたとき |
一覧は、社名だけでなく電話番号とサイトのURLを添えて渡します。社名は「株式会社」の位置や略称で表記が揺れ、名前だけで照合すると漏れが出るからです。電話番号とURLのドメインは表記が揺れにくく、代行側のリストと機械的に突き合わせられます。過去の失注先をどこまでさかのぼるかは期間で決め、「12か月以内」のように書いておくと、代行側が迷いません。
想定ケース(架空の条件):除外一覧を社名だけで渡した場合
既存顧客40社の一覧を社名だけで渡したところ、「税理士法人〇〇会計」と「〇〇会計事務所」のように表記が違う2社が照合から漏れ、架電の2週目に既存顧客の所長へ売り込みの電話が入りました。所長からの連絡で発覚し、一覧に電話番号とURLを足して照合し直すと、さらに1社の漏れが見つかりました。最初から電話番号とURLで渡していれば、架電の前に3社とも外せた計算です。
除外一覧には、取引先の担当者の氏名など個人に関わる情報が含まれることがあります。個人情報保護法では、取得や利用の目的、第三者への提供の扱いが問われるため、照合に必要な範囲(社名・代表電話・URL)に絞って渡すのが無難です。担当者名まで渡す場合や扱いに迷う場合は、契約書の取り扱い条項を確かめたうえで、専門家に確認してください。
書いた条件で社数が足りるかを、月の受注目標から逆算する
条件を絞り込むほど商談の見込みは上がりますが、対象の社数が足りなければリストは数週間で尽きます。尽きたリストで同じ会社へのかけ直しを重ねると、接続率が下がり、相手にも煙たがられます。定義書を渡す前に、月の受注目標からどれだけの社数が要るかを逆算し、条件の広さを確かめておきます。
下の試算では、月2件の受注を目標に、受注率19%・商談実施率87%・架電あたりの商談化0.85%・1日75件の架電という条件で、必要な商談数と架電数を逆算します。率はいずれも、説明が必要なBtoB商材の目安の範囲で置いた仮の値です。
試算
受注2件から逆算した商談数・架電数
月に2件受注するには、受注率19%なら商談の実施が約11件、実施率87%なら日程確定が約12件必要です。架電あたりの商談化が0.85%なら、架電は約1,423件になります。
1日75件の架電なら約19日分の稼働で、月20日稼働に直すと約0.9人相当です。人数を増やす前に、商談化や受注率を少し上げるだけで必要な架電数が大きく減る点も確かめておきます。
| 目標の受注数(月) | 2件 |
|---|---|
| 必要な商談の実施数 | 約11件 |
| 必要な商談の日程確定数 | 約12件 |
| 必要な架電数(架電あたり商談化0.85%) | 約1,423件 |
| 必要な稼働日数(1日75件) | 約19日 |
| 月20日稼働での人数 | 約0.9人 |
率は説明が必要なBtoB商材の目安の範囲で置いた仮の値です。
試算では、月に約1,423件の架電が必要になりました。つながらない会社へのかけ直しを含めて1社に平均2.5回かける前提(仮の値)で割ると、月に約570社が新しく要る計算です。先の想定ケースのように条件で絞った対象が約900社なら、2か月目の途中で一巡します。テストと改善に最低3か月を見込むなら、約1,700社は確保しておきたいところです。
| 社数の状態 | 目安 | 直し方の例 |
|---|---|---|
| 足りない | 月に要る社数の3か月分に届かない | 隣の県を足す、規模の下限を下げる、必須の状態条件を優先順位に移す |
| 多すぎる | 1年分を大きく超える | 業種の中の分野を絞る、状態条件を1つ足す |
| ほどよい | 3か月分〜1年分程度 | そのまま始め、断り理由を見て条件を直す |
社数は、名簿で抽出できる条件までなら、代行側に条件ごとの件数を出してもらえます。提案の段階で「この条件で何件あるか」「状態条件を調べると何割残る見込みか」を聞いておくと、契約後に対象が足りないと分かる事態を防げます。条件の絞り込み方そのものを順を追って知りたい場合は、LLMOが必要な企業を絞り込むリストの作り方が参考になります。
架電が始まったら、断り理由を手がかりに定義書を版で直す
ターゲット定義書は、渡した時点ではまだ仮説です。架電が始まると、断り理由と商談の結果から、どの条件が合っていてどの条件がずれていたかが見えてきます。直すときは、定義書に版の番号と日付、変えた理由を1行ずつ残し、変える条件は1回に1つにします。複数を同時に変えると、翌週の数字が動いた理由を追えなくなるためです。
断り理由を2つに分ける
「所長が1人でやっている」「紹介で足りている」のような対象のずれを示す理由と、「何の話か分からない」のような話し方の理由に分けます。定義書で直すのは前者だけです。
ずれの多い条件を1つ選ぶ
対象のずれを示す理由が、どの業種・規模・地域に偏っているかを見て、直す条件を1つに決めます。
版を上げて書き換える
条件を書き換え、版の番号・日付・変えた理由を定義書の末尾に残します。除外一覧を更新したときも同じ欄に書きます。
同じ架電数で前後を比べる
変更の前後で架電数をそろえ、会話が30件ほどたまってから商談化率を比べます。
断り理由の分類のしかたは断り理由の分類でトークを改善するで扱っています。定義書の側で見るのは、理由の内訳そのものより、その理由がどの条件の会社から出ているかという偏りです。
想定ケース(架空の条件):3週間で定義書を2回書き直した記録
第1版は「関東1都3県の税理士法人、従業員10〜50名、相続の専門ページあり」。1週目の断り理由のうち、従業員10〜14名の事務所から「所長が1人で見ている」が目立ったため、第2版で規模の下限を15名に上げました。2週目は商談になった会社にコラムの更新が多い傾向が見えたので、第3版で「コラムを月1本以上更新」を優先順位の条件に加え、満たす会社から先に電話する順番にしています。商談化率は第1版の6%から第3版で9%に動きましたが、会話はまだ各版30件前後で、傾きを見る段階です。
書き直した定義書と変更の記録は、契約を終えたあとも自社の資料として残ります。どの業種のどの規模に、どの切り口が効いたかを追えるため、別の代行に切り替えるときも、社内で営業担当を採用するときも、最初の1枚として使えます。
うちが抜けても、どの業種にどの切り口が効いたかが社内に残る。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
大橋メソッドでも、リスト・架電ログ・断り理由は契約者である依頼側に帰属するとしています。定義書を自社で持ち、代行側の記録と一緒に版を重ねていけば、その帰属が使える資産になります。外注先と社内でリストを共有するときの重複の防ぎ方は、外注先と社内で営業リストを共有する方法にまとめています。
手順のまとめ:営業代行に渡すターゲット定義書を書く
- 過去の受注先を並べる:受注した顧客の業種・従業員数・所在地を一覧にし、共通点と幅を確かめます。
- 業種・規模・地域を書く:名簿で抽出できる言葉で、分野・従業員数の上限と下限・都道府県の範囲を書きます。
- 状態条件を1〜2つ決める:外から確かめられる様子に置き換え、確かめ方と確認する画面を添えます。
- 除外一覧を作る:5種類の会社を、社名・電話番号・URLで照合できる形にまとめます。
- 社数を逆算して確かめる:月の受注目標から必要な社数を出し、条件に合う対象が3か月分以上あるかを確かめます。
- 版の欄を作って渡す:版の番号・日付・変えた理由を書く欄を末尾に作り、架電の開始前に渡します。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 「AI検索対策が必要そうな会社」とだけ伝え、対象の判断を代行側に任せる | 業種・規模・地域・状態条件・除外条件の5項目を、名簿やサイトで当てはまるかを判断できる言葉で1枚に書く |
| 必須の状態条件を何個も重ね、対象が数十社しか残らない | 必須は1〜2つにとどめ、残りは電話する順番を決める優先順位の条件に回す |
| 除外一覧を社名だけで渡し、表記の揺れで既存顧客に電話が入る | 電話番号とURLを添えて渡し、架電の前に機械的に照合してもらう |
| 条件を決めたまま社数を数えず、リストが数週間で尽きる | 月の受注目標から必要な社数を逆算し、3か月分以上あるかを提案の段階で確かめる |
| 定義書を一度渡したきりにし、断り理由を見ても書き直さない | 版の番号・日付・変えた理由を残し、1週に1つの条件だけを直して前後を比べる |
チェックリスト
- 業種は、名簿の業種名と、その中の分野の両方で書いた
- 規模は、従業員数か拠点数の上限と下限を数字で書いた
- 地域は、都道府県名で範囲を書いた
- 状態条件ごとに、確かめ方と確認した画面・日付を書く欄を作った
- 除外の5種類を、電話番号とURLで照合できる一覧にした
- 対象の社数が、月に要る社数の3か月分以上あるかを確かめた
- 定義書の末尾に、版の番号・日付・変えた理由の欄を作った
よくある質問
AIO/LLMO支援の営業リストは、どんな条件で作ると商談につながりやすいですか?
業種・規模・地域で母数を決めたうえで、相手の状態を表す条件を1〜2つ足すと商談につながりやすくなります。社名でAI検索すると情報が古い、問い合わせフォームが受注の入口になっている、といった外から確かめられる様子です。状態条件は架電の冒頭で伝える事実にもなるため、リストと話し方が一本につながります。
AIO/LLMO支援の顧客になりそうな企業には、どうアプローチすればよいですか?
状態条件で選んだ理由を、そのまま最初の一言にします。相手の社名や主力サービスでAI検索した結果を、確認した事実として短く伝え、詳しい話は商談に回します。仕組みの説明から入ると、相手は自社の話だと気づく前に電話を切りがちです。対象の選び方と冒頭の事実を同じ定義書で管理すると、どの組み合わせが効いたかを後で追えます。
ターゲット定義書は、営業代行に作ってもらってもかまいませんか?
下書きを代行側に作ってもらうのはかまいませんが、規模の幅と除外条件は依頼側が決めます。価格帯に合う規模や、電話してはいけない会社は、依頼側の粗利や取引の事情でしか決められないためです。代行側の下書きに、過去の受注先の従業員数と除外一覧を足して確定させると、行き違いが減ります。
状態条件を重ねすぎて対象が少なくなったときは、どの条件から外せばよいですか?
調べるのに手間がかかり、断り理由との関係がまだ見えていない条件から、必須を外して優先順位の条件に移します。外すのではなく順番に回すので、対象の社数を戻しながら、満たす会社から先に電話できます。移した条件は版の記録に残し、数週間後に効いていたかを確かめます。
除外してほしい会社の一覧を渡すとき、個人情報で気をつけることはありますか?
照合に必要な社名・代表電話・URLに絞って渡すのが無難です。担当者の氏名などを含めると、個人情報保護法上の利用目的や第三者提供の扱いが問われることがあります。契約書の取り扱い条項を確かめ、判断に迷う場合は専門家に確認してください。
この記事の前提と根拠
- リスト費の目安(名簿から抽出するデータベース型で1件数円〜数十円程度、サイトを調べる調査型で1件50〜300円程度)は、BtoBのリスト作成で一般的に示される水準です。
- 試算の受注率19%・商談実施率87%・架電あたりの商談化0.85%は、説明が必要なBtoB商材の目安(受注率15〜25%、実施率80〜90%、架電全体から見た商談化0.5〜1.5%)の範囲で置いた仮の値です。1社あたり平均2.5回の架電も説明のための仮の値です。
- 大橋メソッドの進め方:業種・規模・地域の仮説を1〜2本の文章にしたターゲット仮説書(想定の断り理由を含む)を作り、初回100〜300社のリストを架電結果に応じて毎週入れ替える。リスト・架電ログ・断り理由は依頼側に帰属する。
- 個人情報の扱いは一般的な考え方を示したものです。具体的な判断は、契約書の条項と専門家の確認によります。
参照した資料
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
定義書の下書きができたら、このページ下の相談フォームに、狙いたい業種・規模・地域、電話してほしくない会社の種類、提供しているAIO/LLMO支援の内容と価格帯を書いて送ってください。1営業日以内にメールで返信が届き、30分のオンライン無料相談で、条件の言葉と対象の社数の見込みを一緒に点検できます。営業電話はかかってきません。