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2026年11月版

営業リスト作成を外注する費用と内製の工数

1社あたりの円にそろえて、手放す作業と残す作業を決める

この記事でわかること

  • 内製と外注を「1社あたりの円」にそろえる式と、作る人によって1社単価が3倍以上変わる理由
  • リスト作りを7つの作業に分けた工数の見積もり方と、30社を計って自社の1社分数を出す手順
  • 受注目標から月に必要な社数を逆算し、内製の工数と外注費を並べる試算(受注月1件で約340社)
  • 顧客になりそうな企業の4つの型ごとのリストの列と切り口、外注しても社内に残す作業の線引き

この記事が想定している状況

AIO/LLMO支援の営業を始めたいものの、電話をかける先のリストがない。今は代表や営業担当が、納品の合間や夜に業種名で検索し、社名を表計算ソフトに貼り付けている。1件数十円〜数百円で外注できると聞くが、自社で作れば外にお金は出ない。どちらが得なのか、外注するなら何をどこまで任せればよいのかが決められず、リスト作りが遅れるたびに架電の開始も後ろにずれている。そうした状況で、リスト作成の費用と社内の作業時間を比べたい方を想定しています。

知りたいこと

  • 営業リストの作成を外注した場合の費用の目安を知りたい
  • 自社でリストを作ると、どのくらいの時間がかかるのかを知りたい
  • LLMO支援の顧客になりそうな企業の探し方と、リストの作り方を知りたい

あわせて判断したいこと

  • 代表がリスト作りに使っている時間を、費用として社内で説明できるようにしたい
  • 外注したあとも、どんな企業が当たりだったかという知見を社内に残したい

読み終えるとできること

読み終えると、自社のリスト作りの1社あたりの作業分数と時間単価から内製の1社単価を出し、外注の見積と同じ単位で比べられます。受注目標から月に必要な社数と工数を逆算し、どの作業を外に出してどこを社内に残すかを、数字を添えて決められるようになります。

外注か内製かは「1社あたりの円」にそろえると決まる

営業リストは、社内で作れば外への支払いがないぶん無料に見えます。けれども1社を調べて判定し、電話の入口を確かめるには数分の作業がかかり、その時間は誰かの給与か、代表が商談や納品に使えたはずの時間です。外注と比べるには、社内の作業も1社あたりの円に直します。式は「1社の作業分数×作る人の時間単価÷60」です。

時間単価は、作る人の年間の人件費を年間の勤務時間で割って置きます。年収400万円の社員なら、法定福利費など約15%を足して年460万円、年1,900時間ほど働くとして1時間あたり約2,400円です。1社に9分かかるなら、内製の1社単価は360円になります。調査型の外注は1件50〜300円程度が目安なので、この条件では内製のほうが高くつきます。

作る人時間単価の置き方1社単価(9分)外注との比べ方
代表商談や納品に回せた時間として高めに置く(例:1時間8,000円)1,200円調査型の目安の4〜24倍
営業担当・事務の社員年収400万円+約15%を年1,900時間で割る(約2,400円)360円調査型の目安の上限を超える
手の空いている社員ほかに回す仕事がなければ低く置ける置き方しだい空き時間の範囲なら内製の余地がある
外注(調査型)1件50〜300円程度に検収の時間を足す50〜300円程度+社内の時間納品後の確認が社内に残る
表1:作る人ごとの、内製リストの1社単価(1社9分で計算した例)

表で目を引くのは、同じ作業でも作る人によって1社単価が3倍以上変わることです。「代表が空き時間にやれば無料」と考えると、1社1,200円の作業を毎月数百社分続けることになります。反対に、ほかに回す仕事のない時間を使える社員がいるなら、内製の1社単価が外注を下回ることもあります。比べるべきは作業の中身より、誰の時間を使うかです。

時間単価の置き方に正解はありません。社内で説明しやすい置き方を1つ決め、外注の見積と比べるたびに同じ値を使い続けると、判断がぶれません。外注の1件単価の幅と、単価を動かす項目はリスト作成の1件単価の目安で整理しています。

内製の工数は、7つの作業に分けて見積もる

1社9分という数字は、リスト作りを作業に分けて積み上げると見えてきます。作業には、社数に比例して増えるものと、社数にかかわらず毎回・毎週かかるものがあります。見落とされやすいのは後者で、1社あたりの分数だけで見積もると、月の工数を2割ほど少なく見込むことになります。

作業中身仮の時間かかり方
条件を文章にする業種・規模・地域と、判定の基準を1枚に書く5時間初回のみ
候補を集める業種名や地域名で社名とURLを並べる1社1分社数に比例
1社ずつ判定するサイトの更新状況や相談の窓口を見る1社5分社数に比例
入口を確かめる代表番号・担当部署・営業時間を調べる1社2分社数に比例
優先順位を付ける判定の結果から架電の順番を決める1社1分社数に比例
除外を照合する既存顧客・商談中・断られた先と突き合わせる週1.5時間毎週
結果を受けて入れ替えるつながらない先や対象外を外し、補充する週1.5時間毎週
表2:リスト作りの7つの作業と、仮の作業時間(自社で計り直す前提の例)

社数に比例する4つの作業を足すと1社9分、毎週かかる2つの作業で週3時間です。初回の「条件を文章にする」5時間は、外注する場合にも欠かせない作業なので、内製と外注の比較からは外して考えます。むしろこの1枚がないと、外注先には判定の基準を口頭で伝えることになり、納品後の差し替えのやり取りが増えます。

1社の分数は、商材と対象でかなり変わります。サイトの更新状況だけを見るなら判定は短く済み、主力サービス名でAI検索したときの表示まで確かめると、判定の時間が倍近くに延びることもあります。AI検索の確認はリスト作りの段階ではなく架電の直前に回す進め方もあるため、どちらの工程に数えるかを先に決めておくと、工数を二重に数えずに済みます。

想定ケース(架空の条件):30社を計って、自社の1社分数を出す

社員4名の支援会社で、営業担当が税理士事務所30社のリストを作り、作業ごとに時間を計ったとします。候補集めは合計35分、判定は合計2時間40分、入口の確認は1時間、優先順位付けは25分で、合計4時間40分、1社あたり約9.3分でした。内訳を見ると、最初の10社は1社12分かかり、11社目からは8分ほどに縮んでいます。慣れによる短縮を見込んで、月の見積は1社9分で置くことにしました。

計るのは30社ほどで足ります。10社では最初の不慣れが数字を押し上げ、100社まで計ると計測そのものが負担になるからです。計った結果は、外注先に見積を頼むときにも「この作業に1社何分」と伝える材料になり、各社の単価の根拠をそろえやすくなります。

必要な社数は、受注目標から逆算する

1社単価が分かったら、月に何社のリストが要るかを決めます。社数は作れるだけ作るのではなく、受注の目標から逆算します。下の試算では、月1件の受注を目標に、受注率20%・商談実施率84%・架電あたりの商談化0.7%と置いて、必要な商談数と架電数を出しています。

試算

受注1件から逆算した商談数・架電数

月に1件受注するには、受注率20%なら商談の実施が5件、実施率84%なら日程確定が約6件必要です。架電あたりの商談化が0.7%なら、架電は約850件になります。

1日75件の架電なら約11日分の稼働で、月20日稼働に直すと約0.6人相当です。人数を増やす前に、商談化や受注率を少し上げるだけで必要な架電数が大きく減る点も確かめておきます。

逆算の条件と結果
目標の受注数(月)1件
必要な商談の実施数5件
必要な商談の日程確定数約6件
必要な架電数(架電あたり商談化0.7%)約850件
必要な稼働日数(1日75件)約11日
月20日稼働での人数約0.6人
図1:受注1件から逆算した商談数・架電数

率は説明が必要なBtoB商材の目安の範囲で置いた仮の値です。

月1件の受注には、商談の実施が5件、日程確定が約6件、架電が約850件要る計算です。架電850件を、つながらない相手へのかけ直しを含めて1社平均2.5回と置くと、新しく要るリストは月に約340社です。1日75件の架電なら約11日分なので、架電を外注している場合、リストが月の前半にそろわなければ、架電の担当者が手待ちになります。

この340社を社内で作ると、社数に比例する作業が340社×9分で51時間、毎週の照合と入れ替えが月12時間で、合わせて月63時間です。時間単価2,400円なら約15.1万円にあたります。週15時間をリスト作りに充てても4週以上かかる量で、受注月1件の目標に対し、リストの工数だけで社員1人の月の勤務時間の4割近くを使います。

月の受注目標架電数要る社数内製の工数と費用外注の費用(1件200円+社内8時間)
0.5件約425件約170社37.5時間・9万円約5.3万円
1件約850件約340社63時間・約15.1万円約8.7万円
2件約1,700件約680社114時間・約27.4万円約15.5万円
表3:受注目標ごとの社数・内製の工数・費用(同じ率と仮の時間で計算。毎週の作業は月12時間のまま)

表のとおり、目標が大きくなるほど内製と外注の差は開きます。受注月0.5件なら差は月4万円弱ですが、月2件では12万円近くになり、内製の114時間は社員1人の勤務時間の7割を超えます。自社の目標を表のどの行に置くかで、リスト作りを社内の誰かの片手間に任せられるかどうかが見えてきます。

営業KPIの分解 架電数から接続、担当者到達、商談、受注へと絞られる漏斗と、各段階の率の定義を示す図。 架電数 電話をかけた件数 接続 接続率 = 接続 ÷ 架電数 担当者到達 担当者到達率 = 到達 ÷ 接続 商談 商談化率 = 商談 ÷ 到達 受注 受注率 = 受注 ÷ 商談 どの率が低いかで、直す工程(リスト/受付突破/切り口/商談定義)が決まる
図2:架電の各段階で件数が絞られるため、商談約6件のために約850件の架電と約340社のリストが要ります。率が上がれば、必要な社数と工数もそのまま減ります

逆に言えば、率が上がれば社数も工数も減ります。架電あたりの商談化が0.7%から1.0%に上がれば、必要な架電は約595件、リストは約238社になり、内製の工数は月48時間ほどまで下がります。リストの作り方を工夫する前に、当たりの条件に絞れているかを確かめる価値があるのはこのためです。当たり外れを少ない件数で確かめる方法は100件で確かめる方法で扱っています。

顧客の型によって、判定の手間と架電の切り口が変わる

リストの作り方は、どんな企業を顧客と見込むかで変わります。AIO/LLMO支援の顧客になりやすいのは、検索経由の問い合わせで受注してきた企業のうち、AI検索の広がりでその経路が細っている企業です。型ごとに、判定に使う列、架電の切り口、1社の判定にかかる手間が変わるので、先に型を分けてから作り方を決めます。

型リストに持たせる列架電の切り口判定の手間
検索から相談を受けてきた専門サービス業(士業・コンサルなど)コラムの更新日、相談フォームの有無事務所名でAI検索したときの表示中
地域名と業種名で探される事業(住宅・医療・店舗など)対応地域、主なサービス名地域名と業種名を入れたAIの回答に名前が出るか中
比較して選ばれる法人向け商材(製造・ソフトウェアなど)製品カテゴリ、導入事例ページの有無比較の回答に競合だけが挙がっていないか大
直近1年でサイトを作り直した企業作り直した時期、採用ページの有無新しいサイトがAI検索でどう扱われているか小
表4:顧客になりそうな企業の4つの型と、リストの列・切り口(判定の手間は相対的な目安)

表の型は、架電で最初に伝える事実と結びついています。大橋メソッドの架電は、LLMOという考え方の説明から入らず、相手の社名や主力サービスで事前にAI検索した結果を事実として伝え、検索からの問い合わせが減っている背景に一言触れて、詳しい話は商談に回す30秒の流れをとるとしています。リストの列には、この最初の事実を架電担当がすぐ口にできる形で持たせます。

アプローチの順番は、判定の手間が小さく、反応を確かめやすい型から始めるほうが費用の面で有利です。4つ目の型は作り直しの時期で絞れるため1社の判定が短く、3つ目の型は比較の回答まで見るぶん手間がかかります。最初の月は1つの型だけで必要な社数をそろえ、架電の結果で当たりの列が分かってから、2つ目の型に広げます。

型が決まると、外注するときの依頼文も短く書けます。「税理士事務所、従業員10〜50名、県内、コラムの最終更新が1年以上前」のように、列の条件で伝えられるからです。LLMOを必要とする企業の絞り込みそのものはLLMOが必要な企業を絞り込むリストの作り方で詳しく扱っています。

外注しても、検収・除外・入れ替えの時間は社内に残る

外注すれば社内の作業がなくなるわけではありません。納品されたリストが条件に合っているかの抜き取り確認、既存顧客や商談中の企業を外す除外リストの受け渡し、架電結果を受けた入れ替えの指示は、依頼側にしかできない作業です。外注の費用は、外注単価にこの残る作業の時間を足して比べます。

残る作業中身月の時間の例
抜き取りの検収納品のうち1割ほどを開き、条件どおりかを見る3時間
除外リストの受け渡し既存顧客・商談中・過去に断られた先を更新して渡す1時間
入れ替えの指示つながらない先や対象外の傾向を伝え、補充の条件を直す4時間(週1時間)
表5:外注しても社内に残る作業と、月の時間の例(月340社を週次で入れ替える場合)

想定ケース(架空の条件):月340社を内製・外注・分担で比べる

受注月1件の目標で、月340社が要る会社を考えます。内製は月63時間で、時間単価2,400円なら約15.1万円です。外注は調査型の1件200円で6.8万円、社内に残る検収・除外・入れ替えの8時間が約1.9万円で、合わせて約8.7万円です。分担は、最初の30社の判定と毎週の入れ替えの判断を社内に残し、残る310社を外注する形です。外注費6.2万円に、社内の12.5時間(3万円)を足して9.2万円になります。

金額だけなら外注が最も安く、内製との差は月6.4万円です。分担は外注より月5千円ほど高くなる一方、基準を作った人が最初の30社を自分で見ているため、検収が速く、差し替えのやり取りも減ります。損益の分かれ目を時間単価で見ると、内製の63時間と外注で残る8時間の差55時間で外注費6.8万円を割った、1時間約1,240円です。リストを作る人の時間単価がこれを下回らない限り、外注のほうが安くなります。

見落としやすいのは、出来上がるまでの日数の差です。内製の63時間は、週15時間を充てても4週以上かかり、その間は架電が待たされます。架電を外注している場合、リストの遅れはそのまま架電担当の手待ちになり、月額固定の契約なら、払っているのに電話がかからない日が生まれます。外注先を選ぶときは、単価とあわせて初回分がそろうまでの日数も見積に書いてもらいます。

作り方の種類によっても、単価と判定の深さは変わります。企業データベースからの抽出は1件数円〜数十円程度と安い一方、AI検索での表示や更新状況のような状態の判定はしません。抽出・収集・調査の違いはリスト作成サービス3種類の比較にまとめています。

手放す作業と残す作業は、判断が要るかどうかで分ける

外注か内製かを、全部か無しかで選ぶ必要はありません。作業を「判断が要るもの」と「基準どおりに進められるもの」に分け、後者から外に出すと、費用と知見の両方を取りやすくなります。判断が要るのは、条件を文章にする作業、最初の30社ほどの判定、毎週の入れ替えの方向を決める作業の3つです。

作業向く担い手理由
条件を文章にする社内(売る人)受注した顧客の共通点を知っている
最初の30社の判定社内(売る人)基準のあいまいな所が見つかる
候補集め・一次判定・入口の確認外注基準書があれば手順どおりに進む
除外の照合一覧は社内で持ち、照合は外注も可既存顧客の情報は社内にしかない
入れ替えの方向を決める社内(外注先と週次で相談)商談の結果は依頼側にしかない
表6:リスト作りの作業の分け方の例

営業の工程が人に紐づいていて、仕組みになっていない。だから代表が動けない月は商談がゼロになる。

大橋メソッド代表(代表インタビューより)

代表が夜にリストを作っている会社では、代表が忙しい月にリストが止まり、翌月の架電も止まります。外に出す目的は費用を下げることだけではありません。リスト作りを代表の予定から切り離し、判断の部分だけを代表に残すことにもあります。

大橋メソッドの進め方でも、相談から3〜5営業日のターゲット選定で業種・規模・地域の仮説を1〜2本の文章にまとめ、続く3〜5営業日で初回100〜300社の優先順位付きリストを作り、接続率・担当者到達率・断り理由を見ながら毎週入れ替える順番をとっています。判定の基準を先に文章にするのは、外注か内製かにかかわらず、その1枚が後の作業すべての物差しになるからです。

営業支援の5工程(縦) 5工程を縦に並べ、道路の中央線でつないだ図。 01 ターゲット選定 AI検索対策を必要とする企業を定義す る 成果物:ターゲット仮説書 02 リスト作成 条件に合う企業を集め、優先順位をつけ る 成果物:優先順位付き企業リスト 03 架電 30秒で「今、AI検索でこう出ている 」事実を伝える 成果物:架電ログ、断り理由の分類、担当者 04 商談設定 合意した「成果の定義」に合う商談だけ を設定する 成果物:商談シート 05 結果分析・改善 商談後の結果を戻し、ターゲット・トー ク・条件を直す 成果物:週次レポート 結果分析のあと、再びターゲット選定へ
図3:ターゲット選定からリスト作成、架電、商談設定、結果分析までの5工程。リストは一度作って終わりではなく、結果分析を受けて毎週作り直す工程として工数を見積もります

外注するなら、リストと判定の記録が契約後も手元に残るかを確かめておきます。大橋メソッドでは、リストや架電ログ、断り理由を契約者である依頼側のものとして扱うため、どの型の企業でどの列が当たったかを、内製に切り替えたあとも使い続けられます。購入したリストと自作のリストを精度まで含めて比べる試算は、リスト購入と自作の費用対効果の比較が参考になります。

手順のまとめ:営業リストの外注と内製を1社あたりの費用で比べる

  1. 作る人の時間単価を置く:年間の人件費を年間の勤務時間で割り、代表が作る場合は商談や納品に回せた時間として高めに置きます。
  2. 30社を計って1社の分数を出す:候補集め・判定・入口の確認・優先順位付けを作業ごとに計り、1社あたりの分数を出します。
  3. 必要な社数を逆算する:受注目標から必要な架電数を出し、1社あたりの平均架電回数で割って月の社数にします。
  4. 内製の月の工数と費用を出す:社数×1社の分数に毎週の照合と入れ替えの時間を足し、時間単価を掛けます。
  5. 外注の費用に社内の時間を足す:外注単価×社数に、検収・除外・入れ替えで社内に残る時間を円に直して足します。
  6. 残す作業と手放す作業を決める:判断が要る作業は社内に残し、基準どおりに進められる作業から外に出します。

よくある失敗と対策

よくある失敗対策
代表が空き時間にリストを作り、その時間を費用として数えない作る人の時間単価を決め、1社の作業分数を掛けて内製の1社単価に直してから、外注の見積と比べる
1社の作業時間を計らずに、内製の工数を感覚で見積もる30社ほどを作業ごとに計り、社数に比例する作業と毎週かかる作業を分けて月の工数を出す
判定の基準を文章にしないまま外注し、納品後に条件違いが見つかる業種・規模・地域と判定の基準を1枚にまとめ、最初の30社は社内で判定して基準のあいまいな所を直してから渡す
外注したリストを検収せず、条件違いを架電の段階で初めて知る納品ごとに1割ほどを抜き取りで開き、条件どおりかを確かめてから架電に回す

チェックリスト

  • リストを作る人の時間単価を決めた
  • 30社ほどを作業ごとに計り、1社あたりの分数を出した
  • 受注目標から、月に必要な社数を逆算した
  • 内製の月の工数を、社数に比例する作業と毎週の作業に分けて出した
  • 外注の見積に、社内に残る検収・除外・入れ替えの時間を足した
  • 判定の基準を1枚の文章にまとめた
  • 外注したリストと判定の記録が、契約後も手元に残ることを確かめた

よくある質問

LLMO支援の営業に使うリストは、どんな手順で作ればよいですか?

条件を文章にする、候補を集める、1社ずつ判定する、代表番号や担当部署を確かめる、優先順位を付ける、除外を照合する、架電結果で入れ替える、の7つの作業で作ります。最初に業種・規模・地域と判定の基準を1枚にまとめ、30社ほどを自分で判定して基準を直してから量を作ると、外注する場合も差し替えが減ります。

AIO/LLMO支援の顧客になりそうな企業は、どう整理してアプローチすればよいですか?

検索から相談を受けてきた専門サービス業、地域名と業種名で探される事業、比較して選ばれる法人向け商材、直近でサイトを作り直した企業、のように型に分け、型ごとにリストの列と架電の切り口を決めます。最初は判定の手間が小さく反応を確かめやすい型1つに絞り、架電結果で当たりの列が分かってから広げます。

営業リストを社内で作るのと外注するのは、どちらが安くなりますか?

1社の作業分数×作る人の時間単価で内製の1社単価を出し、外注単価に検収などの社内の時間を足した額と比べます。1社9分・時間単価2,400円なら内製は1社360円で、調査型の外注(1件50〜300円程度)を上回ります。ほかに回す仕事のない時間を使えるなど、時間単価を低く置ける場合は内製が安くなることもあります。

社内でリストを作ると、月に何時間くらいかかりますか?

必要な社数と1社の作業分数で決まります。受注月1件の目標で架電が約850件、1社平均2.5回の架電なら約340社が要り、1社9分なら51時間、毎週の照合と入れ替えを足すと月63時間ほどです。自社の分数は、30社ほどを作業ごとに計って置き直してください。

リスト作成を外注した場合、社内にはどんな作業が残りますか?

納品分の抜き取りの検収、既存顧客や商談中の企業を外す除外リストの受け渡し、架電結果を受けた入れ替えの指示の3つが残ります。月340社を毎週入れ替える例では月8時間ほどで、外注の費用を比べるときはこの時間も円に直して足します。判定の基準を1枚にまとめておくと、検収の時間が短くなります。

この記事の前提と根拠

  • リスト作成の単価の目安(データベース型は1件数円〜数十円程度、調査型は1件50〜300円程度)は、BtoBで一般的に示される水準です(2026年11月時点)。
  • 時間単価約2,400円は、営業担当の年収の目安400〜600万円の下限に法定福利費など約15%を足し、年1,900時間の勤務で割った仮の値です。代表の1時間8,000円も、比べるために置いた仮の値です。
  • 作業ごとの時間(1社9分、毎週3時間など)、1社平均2.5回の架電、外注単価1件200円は、手順を示すための仮の数字です。自社で計り直して使ってください。
  • 逆算の率(受注率20%・実施率84%・架電あたりの商談化0.7%)は、説明が必要なBtoB商材の目安の範囲に置いた値です。
  • 大橋メソッドの工程(ターゲット選定とリスト作成は各3〜5営業日、初回100〜300社、毎週の入れ替え)と、リスト・架電ログ・断り理由を依頼側に帰属させる扱いは、運営元の説明に基づきます。

数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。

次の一歩

このページ下の相談フォームに、狙っている業種・規模・地域と、今のリストの作り方(誰が、月に何社、1社に何分)を書いて送ってください。月に何件の商談があれば目標に届くかも添えると、1営業日以内にメールで連絡があり、30分のオンライン無料相談で、どの作業を外に出してどこを社内に残すかを整理できます。営業電話はかかってきません。

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