この記事でわかること
- 初回接触で相手が身構える3つの瞬間と、それぞれに先回りして答える言い方
- 使ってよい事実と使わない言い方の線引き、事実・背景・質問・次の一歩の4つの部品と例文
- 断る自由の渡し方と引き際、電話のあとに送る1通、初回の提案30分の組み立て
- 伝え方の違いが会話率・商談化率・実施率に与える影響の試算と、断り理由での確かめ方
この記事が想定している状況
AIO/LLMO支援会社で、紹介が細ってきたため代表や営業担当が新規の電話を始めた。ところが、名乗ってサービスの説明に入ったところで「営業ならけっこうです」と切られることが多い。LLMOという言葉を説明しようとするほど相手の反応が冷えていくのも感じている。売り込みに聞こえず、まず話を聞いてもらえる伝え方と、その先の提案の進め方を知りたい代表や営業責任者を想定しています。
知りたいこと
- LLMO支援を売るための営業トークの組み立て方を知りたい
- 初回接触のあとの提案の進め方を知りたい
あわせて判断したいこと
- 断られても、会社の印象を悪くしない終わり方を決めておきたい
- トークを変えた効果を、手応えではなく数字で確かめたい
読み終えるとできること
読み終えると、初回の電話を事実・背景・質問・次の一歩の4つの部品で組み立て、売り込みに聞こえない冒頭の例文を自社用に書けるようになります。断られたときの引き際、電話のあとに送る1通、初回の提案30分の流れも決められ、伝え方を変えた効果を3つの率で確かめられます。
売り込みに聞こえるのは、話の主語が売る側にあるとき
初めての電話で相手が身構えるのは、話の中身を聞く前に「この人は自分の会社の話をしに来た」と感じた瞬間です。社名と商品名を名乗り、サービスの特長を並べる話し方は、主語がずっと電話をかけた側の会社にあります。相手にとっては、聞き続ける理由が見つからない時間です。
信頼を得る伝え方の出発点は、主語を相手に移すことです。相手のサイト、相手の顧客が尋ねそうな質問、その質問へのAIの回答。最初の30秒を相手に関わる事実だけで組むと、相手は「自分の会社の話だ」と受け取り、続きを聞くかどうかを自分で判断できます。
| 瞬間 | 相手の頭にある問い | 信頼を得る答え方 |
|---|---|---|
| 名乗った直後 | 何の用件の電話か | 用件を1文で言い、所要時間を添える |
| 用件を聞いた直後 | 結局は売り込みか | 相手の画面で確かめられる事実を先に出す |
| 話の終盤 | 断ったら面倒にならないか | 断ってよいことと、次に何が起きるかを示す |
3つの問いに先回りして答えると、相手は警戒を解くための確認に時間を使わずに済みます。逆に、どれか1つでも答えないまま話を進めると、相手は聞きながら断り方を考え始めます。
用件の1文は、相手の会社を主語にして書く
同じ名乗りでも、続く1文で受け取られ方が変わります。「AI検索対策のサービスをご案内しております」では、主語は売る側のサービスです。「御社のサイトについて、昨日確かめたことを1分でお伝えしたくお電話しました」なら、主語は相手の会社になり、用件と所要時間も一度に伝わります。書き換えるときは、1文の中に相手の社名かサービス名が入っているかを確かめます。
使う事実は、相手が自分の画面で同じものを出せるものに限る
相手の事実から入るといっても、何でも事実になるわけではありません。初回接触で使ってよいのは、相手がその場で、あるいは電話のあとに、自分の画面で同じものを確かめられる事実です。確かめられる事実は、伝えた側の誠実さを示す証拠にもなります。
| 区分 | 例 | 理由 |
|---|---|---|
| 使う | 〇月〇日に〇〇と尋ねたAIの回答に3社が挙がった | 相手が同じ質問で確かめられる |
| 使う | 社名で尋ねた説明に移転前の住所が出た | 公式サイトと突き合わせられる |
| 使う | 記事の題名で尋ねるとAIが先に答える | 相手の記事の話として聞ける |
| 使わない | AIに評価されていない | 何を基準にした評価か示せない |
| 使わない | このままでは問い合わせがなくなる | 将来の断定で、確かめようがない |
| 使わない | 同業の〇〇社は対策済み | 他社の名前で話がそれる |
使わない言い方に共通するのは、相手が確かめられないことです。確かめられない話は、たとえ正しくても「煽られている」と受け取られやすく、電話のあとに相手が社内の誰かに説明するときにも使えません。事実だけを渡しておけば、相手はそれを社内でそのまま共有できます。
社名で尋ねた説明に誤りがあった場合は、伝え方にもう一段の配慮が要ります。誤りの指摘は相手の評判に関わるため、「〇〇という説明が表示されました。公式サイトでは△△となっていましたので、念のためお知らせしました」と、表示と公式の記載を並べるだけにします。誤りの原因の推測や、放置した場合の影響は、この段階では口にしません。
どのAIで尋ねたかも事実の一部です。GoogleのAIモードと対話型のAIでは挙がる企業が違うことがあるため、「GoogleのAIモードで、昨日の午後に」のように場所と時刻まで添えます。尋ねる質問の選び方と、話す相手の見つけ方は狙い目企業を見つける5つのサインで扱っています。
AIの回答は日によって変わります。数日前の画面を使うときは「〇日の時点では」と時点を付け、相手の画面と違っていたら、相手の画面を正として話を進めます。
初回の電話は4つの部品で組む:事実・背景・質問・次の一歩
初回の電話は、4つの部品を順に並べると、売り込みに聞こえにくい形になります。全体で1分前後、最初の事実と背景までを30秒ほどに収めるのが目安です。
事実(約15秒):相手に関わる表示を1つだけ伝える
名乗りと用件の1文のあと、確かめた日時・使ったAI・質問文・回答の中身を1つに絞って伝えます。2つ以上並べると、相手は聞くより身構えるほうに回ります。
背景(約15秒):なぜそれが起きるかを一言で
「検索結果の上にAIの回答が先に出るようになり、記事を読んでからの問い合わせが減りやすくなっています」のように、仕組みを一文で添えます。用語の説明はここではしません。
質問(約20秒):相手の状況を相手の言葉で聞く
「ご相談は、今もサイト経由が多いですか」のように、はい・いいえで答えられる質問を1つだけ聞きます。その答えが、商談に進むかどうかの判断材料になります。
次の一歩(約10秒):断れる形で選んでもらう
「画面の記録をメールでお送りするか、30分ほどで中身をご説明するか、ここで終えるか、どれがよろしいですか」と、断る選択肢も含めて相手に選んでもらいます。
架電のトークは、LLMOの説明から入りません。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
4つの部品のどこにも、LLMO(AIに自社の情報を正しく扱ってもらう対策)やAEO(AIの回答に答えとして選ばれるための対策)といった言葉は出てきません。用語は、相手が知りたくなってから商談で説明すれば足ります。大橋メソッドの進め方でも、最初の30秒に概念の説明は入れず、相手の社名や主力サービスで前もってAI検索した表示を事実として示し、背景を一言だけ添えて、続きは商談に回します。冒頭の組み立ての細部は切られない最初の30秒で扱っています。
想定ケース(架空の条件):記事で集客してきた税理士事務所への初回の電話
「AI検索対策の支援をしている〇〇の△△と申します。1分ほどお時間をいただけますか。昨日の午後、GoogleのAIモードで『〇〇市 相続税 相談』と尋ねたところ、回答に3つの事務所が挙がり、御事務所のお名前はありませんでした。検索結果の上にAIの回答が先に出るようになり、記事を読んでから相談される流れが細りやすくなっています。今も、ご相談はサイト経由が多いでしょうか」。相手が「半分くらいはそうですね」と答えたら、「画面の記録をメールでお送りするか、30分ほどのオンラインで中身をご説明するか、どちらがよろしいですか。ご不要でしたら、ここで失礼します」と続けます。
断る自由を先に渡すと、聞いてもらえる時間が延びる
断る道を先に示すと話が早く終わりそうに思えますが、実際には逆に働くことがあります。相手が警戒するのは話の長さより、断りにくい状況に追い込まれることだからです。最初に所要時間を言い、終盤に「ここで終えても構いません」と添えるだけで、相手は安心して続きを聞けます。
引き際も、電話をかける前に決めておきます。2回目の「結構です」が出たらその場で引く、「資料だけ送って」と言われたら送付先と送ってよい内容を確かめて切る、と決めておけば、かける側が迷って食い下がることがなくなります。
| 相手の反応 | 信頼を残す返し方 | 記録すること |
|---|---|---|
| 今は忙しい | かけ直してよい曜日と時間帯を1つだけ聞く | 指定の日時 |
| 資料を送って | 送付先と、画面の記録を添えてよいかを確かめる | 送付先と送った日 |
| 紹介で足りている | 受け止めて引き、検索経由の割合だけ聞けたら聞く | 断り理由の分類 |
| AIは関係ない | 表示の事実だけ伝え直し、反論はしない | 断り理由の分類 |
| 二度とかけないで | 謝意を伝えて切り、架電の対象から外す | 停止の希望と日付 |
断られた理由は、すべて分類して記録します。「紹介で足りている」が多い業種と、「AIは関係ない」が多い業種では、次に直す場所が違うからです。よくある断り文句ごとの返し方は「間に合ってます」と言われた時の返し方にまとまっています。
引いたあとの扱いも決めておきます。「今は必要ない」で終わった相手は、3か月後に同じ質問でAIの回答を確かめ直し、表示が変わっていなければ記録を送ってよいかを一度だけ尋ねる、といった再接触の線を引いておくと、断りが関係の終わりになりません。停止を希望した相手は、この再接触の対象からも外します。
BtoBの電話では、電話勧誘販売に関する特定商取引法の規制の多くが適用されないとされます。ただし、相手が個人事業主で事業との関係が曖昧な場合や、断られた相手に再び電話する場合は扱いに注意が要ります。停止を希望された相手は記録して対象から外し、判断に迷うときは専門家に確認してください。
電話のあとの1通で、話した事実を記録として渡す
初回の電話で信頼を得られるかどうかは、電話を切ったあとにも決まります。電話で伝えた表示をその日のうちにメールで送ると、相手は自分の画面と見比べて、話が本当だったと確かめられます。社内の決める人に転送する材料にもなります。
- 件名に、相手の社名と確かめた内容と日付を入れる
- 確かめた日時、使ったAI、質問文を一字一句そのまま書く
- 回答の要約と画面の画像を1枚添え、評価や感想は書かない
- 次の一歩を1つだけ書く(30分のオンライン説明の候補日を2つ)
- 連絡が不要な場合の伝え方と、次に連絡する時期を書く
送るのは、電話を切ってから数時間以内が目安です。翌日以降になると、相手は電話の中身を思い出すところから始めることになります。宛先は電話で確かめた業務用の連絡先だけにし、返信がない場合は、メールに書いた時期までは重ねて連絡しません。書いたとおりに動くこと自体が、次の接触での信頼の材料になります。
文面は短いほど読まれます。本文は5〜8行に収め、詳しい説明や料金表は付けません。相手が知りたくなったときに聞ける状態にしておけば足ります。パンフレットを添えると、せっかく事実で始めた話が、また自社の話に戻ってしまいます。
想定ケース(架空の条件):「資料を送って」と言われた相手に送る1通
電話の相手が「資料を送ってください」と言ったため、その日の夕方にメールを送るとします。件名は「〇〇事務所様 AIモードの回答の記録(10月30日)」。本文には、10月30日14時に「〇〇市 相続税 相談」と尋ねたこと、回答に3つの事務所が挙がり御事務所の名前がなかったこと、社名で尋ねた説明の料金が公式サイトと違っていたことを3行で書き、画面の画像を1枚添えます。最後に、30分のオンライン説明の候補日を2つ、不要なら返信はいらないこと、3か月後に同じ質問で確かめ直した結果を送ってよいかを尋ねる一文を置きます。
初回の提案は、相手の画面をいっしょに確かめるところから
電話のあとの商談、つまり初回の提案でも、主語は相手に置いたままにします。最初の数分で、電話で伝えた表示を相手の画面でいっしょに出し直し、同じものが見えることを確かめます。食い違いがあれば先に正し、合っていれば、その事実を起点に話を進めます。
準備は前日に2つだけ行います。電話で伝えたのと同じ質問をもう一度AIに入れ、表示が変わっていないかを確かめること。そして、相手の顧客が尋ねそうな質問をあと2つ用意し、それぞれの回答を控えておくことです。電話の1問に2問を足すと、偶然の表示ではなく傾向として話せます。
| 時間 | すること | 相手に残るもの |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 電話で伝えた表示を相手の画面で出し直す | 事実がそのとおりだという確認 |
| 5〜15分 | 起きている変化を、相手の記事や顧客の質問で説明する | 自社に当てはまる理由 |
| 15〜25分 | できること・できないこと・小さく確かめる方法を示す | 判断の材料と前提 |
| 25〜30分 | 次に決めることを1つだけ合意する | 社内で検討する宿題 |
提案で信頼を左右するのは、15〜25分の「できないこと」の扱いです。AIの回答に毎回名前が載るようにする、といった約束は誰にもできません。示せるのは、回答に使われやすい情報の整え方と、どの質問で表示がどう変わったかを一定の間隔で確かめる方法です。前提と限界を先に言っておけば、相手は効果の話を割り引かずに聞けます。
大橋メソッドの商談設定では、相手の役職・検討状況・電話で反応のあった切り口を商談シートにまとめて依頼側に渡します。提案の冒頭を、相手が電話で反応した切り口から始めれば、初回接触で得た信頼をそのまま商談に引き継げます。LLMOを知らない相手への資料の順番はLLMOを知らない相手への提案の組み立て方で扱っています。
信頼を得られているかは、3つの率と断り理由で確かめる
伝え方を変えた効果は、手応えではなく率で確かめます。見るのは、担当者と話せた相手のうち続きを聞いてくれた割合(会話率)、会話のうち商談を承諾した割合(商談化率)、設定した商談が実際に行われた割合(商談実施率)の3つです。用件を正直に伝えて決まった商談ほど当日の取りやめが起きにくいため、実施率には信頼の度合いがよく表れます。
下の試算では、架電450件のうち担当者と話せた相手に、事実から入る構成で話した場合の見込みを示します。会話率66%・商談化率12%・実施率90%は、目安の範囲で置いた仮の値です。
試算
架電450件から受注までの件数の見込み
架電450件に対して、接続は162件、担当者と話せるのは約52件、商談の日程確定は約4.1件、実施は約3.7件、受注の見込みは約0.7件です。
架電全体から見た商談化は0.91%で、説明が必要なBtoB商材の目安(0.5〜1.5%)の範囲内です。同じ率のままなら、受注1件あたり約609件の架電が必要です。
| 工程 | 率(目安との比較に使う) | 件数 |
|---|---|---|
| 架電 | — | 450件 |
| 接続 | 接続率(36%) | 162件 |
| 担当者と会話 | 担当者到達率(32%) | 約52件 |
| 話を聞いてもらえた | 会話率(66%) | 約34件 |
| 商談の日程確定 | 商談化率(12%) | 約4.1件 |
| 商談の実施 | 商談実施率(90%) | 約3.7件 |
| 受注 | 受注率(20%) | 約0.7件 |
件数は各工程の率を順に掛けた見込みです。会話30件以上のデータがそろうまでは、率の小さな差で結論を出さないようにします。
同じ450件を、概念の説明から入るトークで話し、会話率が50%、商談化率が8%、実施率が82%にとどまったとすると、日程確定は約2.1件、実施は約1.7件です。事実から入る構成の約4.1件・約3.7件と比べると、実施される商談はおよそ2倍の差になります。1つずつの率の差は目安の範囲内でも、3つが重なると結果は大きく開きます。
数字とあわせて、断り理由の言葉も見ます。「売り込みはいらない」「どこで番号を知ったのか」のように、話の中身より手前で断られる理由が目立つなら、名乗りと用件の1文を先に直します。線は自社で決めますが、たとえば、こうした理由が断り理由全体の2割を超えたら直す、と置いておくと迷いません。大橋メソッドでは、トークの初稿を依頼側が事前に確かめ、断り理由をすべて分類して記録しているため、どの部品で信頼を落としたかを週ごとに追えます。分類の仕方は断り理由の分類でトークを改善するで扱っています。
比べるときは、トークごとに会話が30件以上たまってからにします。試算の条件でも、概念から入るトークは450件で会話が約26件にとどまり、この線に届きません。件数が少ないうちは、1件の成否で率が大きく動きます。
手順のまとめ:初回の電話を4つの部品で組み立てる
- 事実を1つ選ぶ:前日に確かめたAIの回答から、相手に関わる表示を1つだけ選び、日時と質問文を記録します。
- 背景を一文にする:その表示がなぜ問い合わせに関わるのかを、用語を使わずに一文で書きます。
- 質問を1つ決める:相手がはい・いいえで答えられる、状況を確かめる質問を1つ用意します。
- 次の一歩を選んでもらう:記録の送付・30分の説明・ここで終える、の3つから相手に選んでもらいます。
- 当日中に記録を送る:電話で伝えた表示を、5〜8行のメールと画面の画像で送ります。
- 率と断り理由で直す:会話が30件以上たまったら3つの率と断り理由を見て、落ちている部品を1つ直します。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 名乗ったあとに、サービスの特長と実績から話し始める | 名乗りと用件の1文のあとは、相手が確かめられる表示を1つだけ伝え、特長の説明は商談に回す |
| 「AIに評価されていない」「このままでは問い合わせがなくなる」と、確かめられない言い方で危機感をあおる | 日時・使ったAI・質問文・回答の中身だけを伝え、評価や予測は口にしない |
| 断られても食い下がり、2回目、3回目の説得を続ける | 引く条件を事前に決め、2回目の断りで引いて、理由を分類して記録する |
| 電話で伝えた表示を、あとから文書で渡さない | その日のうちに、日時・質問文・画面の画像を入れた5〜8行のメールを送る |
| トークを変えた効果を、1日の手応えで判断する | 会話が30件以上たまってから、会話率・商談化率・実施率の3つを並べて比べる |
チェックリスト
- 名乗りのあとの用件を1文にし、所要時間を添えた
- 冒頭で伝える事実を1つに絞り、日時・AIの名前・質問文を記録した
- 評価・予測・他社の名前を使わない言い方に直した
- 断る選択肢を含めた次の一歩の聞き方を決めた
- 引く条件と、停止を希望された相手の扱いを決めた
- 電話のあとに送るメールの型(5〜8行)を用意した
- 会話率・商談化率・実施率と断り理由を、トークごとに集計する表を作った
よくある質問
LLMO支援の新規開拓では、初回の電話で何から話せばよいですか?
名乗りと用件の1文のあと、相手に関わる事実を1つだけ伝えます。たとえば、いつ・どのAIで・どんな質問をしたら回答に何社が挙がり、相手の名前があったかどうかです。そのあとに背景を一言、相手の状況を聞く質問を1つ、断る選択肢も含めた次の一歩の順で、全体を1分前後に収めます。
売り込みだと思われないために、避けたほうがよい言い方はありますか?
相手が確かめられない言い方を避けます。「AIに評価されていない」「このままでは問い合わせがなくなる」「同業の〇〇社は対策済み」といった評価・予測・他社の話は、正しくても煽りと受け取られやすく、相手が社内で説明する材料にもなりません。日時と質問文つきの表示の事実に置き換えます。
初回の電話で「資料だけ送ってほしい」と言われたら、どうすればよいですか?
送付先と、画面の記録を添えてよいかを確かめて電話を終えます。送るのはパンフレットではなく、電話で伝えた表示の記録です。日時・使ったAI・質問文・回答の要約を5〜8行にまとめて画面の画像を1枚添え、30分の説明の候補日と、不要な場合の伝え方を書いておきます。
初回接触のあとの提案では、最初に何を見せればよいですか?
電話で伝えた表示を、相手の画面でいっしょに出し直すところから始めます。同じものが見えることを確かめてから、変化の理由を相手の記事や顧客の質問で説明し、できること・できないこと・小さく確かめる方法を示します。最後は次に決めることを1つだけ合意して終えると、社内での検討が進みやすくなります。
AIの回答の画面を相手に送るとき、気をつけることはありますか?
確かめた日時と使ったAIの名前を添え、回答の要約に評価や感想を混ぜないことです。回答は日によって変わるため、相手の画面と違っていたら相手の画面を正として扱います。他社の名前が写っている場合は、話がそれないよう該当部分を伏せるか、挙がった社数だけを伝えます。
この記事の前提と根拠
- 初回接触の4つの部品と所要時間は、説明が必要なBtoB商材の架電を、売り込みに聞こえにくい順番に整理したものです。特定の企業の事例ではありません。
- 試算の接続率36%・担当者到達率32%・会話率66%と50%・商談化率12%と8%・実施率90%と82%・受注率20%は、構成の違いによる差を示すための仮の値です。目安は接続率30〜45%、担当者到達率25〜40%、会話率50〜70%、商談化率8〜15%、実施率80〜90%。
- Googleの「AIモード」は2025年9月に日本語で使えるようになりました。AIの回答は時期や質問の言い回しで変わるため、日時と質問文を添えて伝えます。
- 特定商取引法の扱いは一般論です。事業者間の取引でも、個人事業主との取引、断られた相手への再架電、個人情報の扱いには注意が要り、法的な判断は専門家に確認します。
- 大橋メソッドの進め方:架電は概念の説明から入らず、事前にAI検索した表示を事実として伝える。トークの初稿は依頼側が事前に確認し、断り理由はすべて分類して記録する。
参照した資料
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
今のトークが売り込みに聞こえていないか確かめたい場合は、このページ下の相談フォームに、使っているトークの冒頭の文面、よく言われる断り理由、提供しているAIO/LLMO支援の内容と価格帯を書いて送ってください。1営業日以内にメールで連絡があり、30分のオンライン無料相談で、トークと断り理由を順に整理します。相談のあとに営業の電話がかかってくることはありません。