この記事でわかること
- 「間に合ってます」が持つ4つの意味と、二択の1問でそれを確かめる聞き方
- 意味ごとの返しの一言と、今の依頼先の仕事を否定せずに次の一歩を残す言い方
- よくある断り文句6つへの返しと、それぞれの引く線、引き際を決める3つのサイン
- 返し方の効き目を「次の接点が残った割合」で測る方法と、商談に進んだ後の提案の入り方
この記事が想定している状況
AIO/LLMO支援の架電で担当者まではつながるのに、「間に合ってます」「今は結構です」の一言で終わる電話が続いている。とっさにSEOとの違いを説明してみても、相手の声は硬くなるばかりで、粘るべきか引くべきかの判断も架電する人によってまちまち。断り文句を言われた後の返し方と、相手を不快にさせない引き際を、トークとして決めておきたいと考えている営業責任者や代表の方を想定しています。
知りたいこと
- 「間に合ってます」と言われた時の返し方を知りたい
- AIO/LLMO支援を売るための営業トークと提案の組み立て方を知りたい
- どこで引けばよいか、引き際の基準を決めたい
あわせて判断したいこと
- 強引な電話だと思われて、会社の評判を落としたくない
- 断られた電話からも、リストやトークを直す材料を持ち帰りたい
読み終えるとできること
読み終えると、「間に合ってます」を4つの意味に分けて返す一言と、よく出る断り文句6つへの返し・引く線をトークに書き込めるようになります。返し方を変えた効き目を数える方法と、商談に進んだ相手への提案の入り方も、自社のトークに合わせて決められます。
「間に合ってます」は4つの意味に分かれ、返す前に1問で確かめる
AIO/LLMO支援の架電で最も多く聞く断り文句の一つが「間に合ってます」です。ただ、同じ言葉でも、他社にもう頼んでいる、社内でやっている、そもそも必要を感じていない、早く電話を切りたい、の4つの意味が混ざっています。どの意味にも同じ説明で返すと、どれにも合わない返しになり、相手は2回目の「結構です」を言うことになります。
| 意味 | 二択の1問への答え方 | 返しの方向 | 引く線 |
|---|---|---|---|
| 他社に任せている | 「制作会社に頼んでいる」 | 今の依頼先と見比べる材料を渡す | 材料も要らないと言われたら終える |
| 社内で担当している | 「社内の担当が見ている」 | 担当の方が使える調べ方を渡す | 取り次ぎを断られたら終える |
| 必要を感じていない | 「どちらでもない、紹介で足りている」 | 新しい相談の入口を1つだけ聞く | 検索が入口でなければ終える |
| 話を切り上げたい | 答えずに「結構です」を繰り返す | かけ直す時間帯を1つだけ聞く | 時間帯が出なければ終える |
意味を確かめる問いは、相手が2秒で答えられる二択にします。「差し支えなければ、今はどちらかの会社にお任せですか。それとも社内でご担当ですか」。開いた質問(どんな対策をされていますか)にすると、相手は説明の手間を嫌って「いろいろです」で終わらせがちです。二択なら、どちらでもない場合も「どちらでもない」と短く返ってくるので、3つ目の意味が分かります。答えずに同じ言葉を繰り返すなら、4つ目の意味です。
想定ケース(架空の条件):二択の1問を入れて、24件の「間に合ってます」を分ける
月に約60件の会話のうち、24件が「間に合ってます」で終わっていたとします。返しはどの相手にも「AIの検索はSEOとは別の対策なんです」の一言で、次の接点(日程、資料送付と再連絡の了承、再接触日の合意など)が残ったのは3件でした。翌月から返す前に二択の1問を入れると、24件は他社に任せている9件、社内で担当している5件、必要を感じていない6件、話を切り上げたい4件に分かれました。意味ごとに返しを変え、次の接点が残ったのは8件(他社4件、社内2件、必要なし1件、切り上げたい1件)だったとします。
意味ごとの返し方:否定せず、事実を1つ渡し、次の一歩を小さくする
4つの返しに共通するのは、受け止める一言、相手についての事実を1つ、小さな次の一歩、の3拍で15秒ほどに収めることです。相手の判断を否定する言葉や、LLMOという用語の説明は入れません。返しの目的は相手を説得することではなく、今日の電話を「話の続きがある電話」に変えることです。
他社に任せている:今の依頼先と競わず、見比べる材料を渡す
最も多い意味で、最も返しがいのある相手です。すでに検索やサイトに費用をかけているので、AI検索の話を自社のこととして聞ける素地があります。ここで今の依頼先の仕事に触れると、相手は自分の選択を守る側に回ります。今の依頼先とぶつからない話であることを先に伝え、相手が今の依頼先と見比べられる事実を1つだけ渡します。
想定ケース(架空の条件):制作会社に任せている相手への返し
担当者「サイトは制作会社さんにお願いしているので、間に合ってます」。架電者「そうでしたか。今の会社さんのお仕事とぶつかるお話ではありません。御社の主力の〇〇研修について、先週AIに『外部講師の研修会社の選び方』と尋ねたところ、候補に御社のお名前が出てきませんでした。その結果の画面だけメールでお送りして、今の会社さんと見比べていただく材料にしていただくのはいかがでしょうか」。了承が得られたら、送った後に5分だけ電話してよいかを1つだけ添えて確かめます。
社内で担当している:担当の方の手元に残る調べ方を渡す
社内に担当がいる会社には、外注の話より先に、担当の方が自分で確かめられる調べ方を渡します。「どんな質問でAIに尋ね、どこを見れば御社の扱われ方が分かるかを、15分ほどで画面を見ながらお伝えできます」と伝え、担当の方への取り次ぎか、オンラインで15分の時間を頼みます。社内の取り組みを尊重する形になるので、断りが和らぎやすくなります。
必要を感じていない・切り上げたい:1問だけ聞いて、深追いしない
必要を感じていない相手には、「新しいご相談は、ご紹介とサイトのどちらから来ることが多いですか」と入口を1つだけ聞きます。紹介が中心なら、AI検索の影響を受けにくい相手なので、礼を言って終え、リストの見直しの材料として記録します。切り上げたい相手には、かけ直してよい曜日と時間帯を1つだけ尋ね、出なければその場で終えます。
架電のトークは、LLMOの説明から入りません。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
返しで用語の説明を始めないのは、断りの後こそ相手の時間が最も短くなっているからです。大橋メソッドの架電でも、概念の説明から入らず、相手の社名や主力サービスで事前にAI検索した結果を「今はこう表示されています」と事実として伝え、詳しい内容は商談に回す流れをとっています。返しの一言も、この流れの中で使える長さにそろえておきます。
よくある断り文句6つの返しと、それぞれの引く線
「間に合ってます」のほかにも、AIO/LLMO支援の架電で繰り返し出る断り文句があります。どれも、返しを1つ、引く線を1つに決めて、トークの同じ行に書いておきます。返しを複数用意すると、架電する人が順番に試し、結果として食い下がる電話になるからです。
| 断り文句 | 返しの例 | 引く線 |
|---|---|---|
| 「必要ならこちらから連絡します」 | 「その時の材料に、調べた結果だけ送ってもよいですか」 | 送付を断られたら終える |
| 「AIの検索はまだ様子見です」 | 「様子見の間に、今の表示だけ知っておきませんか」 | 重ねて様子見なら時期を聞いて終える |
| 「今期の予算はもう決まっています」 | 「来期の予算を考え始めるのは、いつ頃ですか」 | 時期が出なければ終える |
| 「上が決めることなので」 | 「決める方に渡せる1枚をお送りしてもよいですか」 | 宛先が分からなければ終える |
| 「前にも似た電話がありました」 | 「その時は何のお話でしたか。違えば30秒だけ」 | 「結構です」が続けば終える |
| 「資料だけ送ってください」 | 「お送りします。届いた頃に5分お電話してもよいですか」 | 電話を断られたら送付だけにする |
表の返しは、どれも相手に「はい」か「いいえ」で答えられる小さな頼みごとで終わっています。商談の日程をその場で求めないのは、断りの直後に大きな頼みごとをすると、2回目の断りを招きやすいからです。まず次の接点を1つ残し、日程の打診はその次の連絡で行います。
「資料だけ送ってください」は、電話を終わらせるための言葉であることも少なくありません。送るだけで終えると、資料は読まれずに残りがちです。送る前に、届いた後に短く電話してよいかを確かめ、了承があった相手だけを再連絡の対象にします。了承がなければ、送付だけにして記録を閉じます。冒頭の30秒の途中で返ってくる短い一言への返し方は、LLMOの営業トーク:切られない最初の30秒で扱っています。
受付で言われた「間に合ってます」は、担当者の答えとは分けて扱う
受付の方の「間に合ってます」は、営業電話を取り次がないという会社の決まりから出ていることがあります。担当者向けの返しを受付の方に使うと、判断する立場にない相手を困らせます。受付では、どの部署の方が新しい相談の窓口かと、資料を送るならどなた宛てがよいかの2つだけを尋ね、教えてもらえなければ礼を言って終えます。記録も担当者の断りとは別の欄に残し、到達の問題として数えます。
引き際は「2回目の断り」と3つのサインで決める
引き際の基本は、返しは1回まで、2回目の断りで引く、です。1回目の断りは反射的に出ることが多く、意味を確かめる価値があります。返しを聞いたうえでの2回目の断りは、相手が考えて出した答えです。そこから先は、何を言っても相手の時間を奪うだけになります。
2回目を待たずに引いたほうがよい場面もあります。次の3つのサインが出たら、返しを入れずに礼を言って終えます。
- 相手の返事が急に短く速くなり、同じ言葉を繰り返す(電話そのものを負担に感じている)
- 来客中・会議中・作業中など、今は話せない事情をはっきり口にする(かけ直す時間帯だけ伺う)
- 「今後は電話しないでください」と言われる(理由を聞かずにおわびして終え、停止の一覧に入れる)
引くときは、礼・次にすること・記録の3つで終える
引き方は、次の電話の印象を左右します。時間をもらった礼を言い、こちらが次に何をするか(何もしない場合はそう伝える)を一言で示し、電話を切った直後に記録を残します。記録には、言われた断り文句をそのままの言葉で、返した一言、どこで引いたか、次の接点の有無を書きます。
想定ケース(架空の条件):2回目の断りで引くときの終え方
担当者「資料も結構です。本当に間に合っているので」。架電者「承知しました。お時間をいただき、ありがとうございました。こちらから改めてお電話することはいたしません。失礼いたします」。架電者は切った直後に、断り文句「資料も結構、間に合っている」、意味「他社に任せている」、返し「見比べる材料の送付」、引いた時点「2回目の断り」、次の接点「なし・再架電しない」を1行で記録します。
事業者どうしの取引では、特定商取引法の電話勧誘販売に関する規制の多くが適用除外になるとされています。それでも、相手が個人事業主で事業としての電話かどうかがあいまいな場合、断られた相手に再びかける場合、担当者の氏名などの個人情報を記録する場合には注意が要ります。運用に迷う点は専門家に確認してください。再架電の決まりの作り方はテレアポ代行の費用対効果と法令上の注意でも扱っています。
返し方の効き目は「次の接点が残った割合」で確かめる
返し方を変えた効果は、商談の件数だけでは測れません。返しが効くのは会話から商談までの区間で、件数はリストや時間帯の影響も受けるからです。断り文句ごとに、次の接点が残った割合を数えます。下の試算では、月1,000件の架電で会話がどれだけ生まれ、そのうち何件が商談になるかを示します。
試算
架電1,000件から受注までの件数の見込み
架電1,000件に対して、接続は360件、担当者と話せるのは108件、商談の日程確定は約5.4件、実施は約4.7件、受注の見込みは約0.9件です。
架電全体から見た商談化は0.54%で、説明が必要なBtoB商材の目安(0.5〜1.5%)の範囲内です。同じ率のままなら、受注1件あたり約1,068件の架電が必要です。
| 工程 | 率(目安との比較に使う) | 件数 |
|---|---|---|
| 架電 | — | 1,000件 |
| 接続 | 接続率(36%) | 360件 |
| 担当者と会話 | 担当者到達率(30%) | 108件 |
| 話を聞いてもらえた | 会話率(56%) | 約60件 |
| 商談の日程確定 | 商談化率(9%) | 約5.4件 |
| 商談の実施 | 商談実施率(86%) | 約4.7件 |
| 受注 | 受注率(20%) | 約0.9件 |
件数は各工程の率を順に掛けた見込みです。会話30件以上のデータがそろうまでは、率の小さな差で結論を出さないようにします。
試算では、会話は月に約60件、商談の日程確定は約5.4件です。会話の4割が「間に合ってます」なら約24件で、想定ケースのように次の接点が3件から8件に増え、そのうち2件が翌月までに商談になるとすると、月の商談は約7.4件、会話から見た商談化率は9%から約12%に上がる計算です。
この試算でも、返し方で増える商談は月2件です。それより大きいのは、24件の内訳が分かることです。他社に任せている相手が4割近いなら、冒頭の切り口が今の依頼先と同じ話に聞こえていないかを疑い、必要を感じていない相手が多いなら、リストの条件を疑います。大橋メソッドでも、断り理由はすべて分類して記録し、週ごとにトークやリストの変更点を決める材料にしています。
| 意味 | 件数 | 次の接点が残った件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 他社に任せている | 9件 | 4件 | 約44% |
| 社内で担当している | 5件 | 2件 | 40% |
| 必要を感じていない | 6件 | 1件 | 約17% |
| 話を切り上げたい | 4件 | 1件 | 25% |
| 合計 | 24件 | 8件 | 約33% |
意味ごとに並べると、返しが効いているのは他社と社内の2つで、どちらも4割前後で次の接点が残っています。必要を感じていない相手と切り上げたい相手は、返しを工夫しても割合が上がりにくい区分です。ここを返しで粘るより、前者はリストの条件、後者はかける時間帯の見直しに回すほうが、同じ手間で商談に近づきます。
- 比べるのは、断り文句ごとの「次の接点が残った割合」と、断りの内訳の変化
- 判断は会話30件以上がたまってから。会話10件では、1件で割合が10ポイント動く
- 返しを変えた週と、リストや時間帯を変えた週は分け、同じ週に2つ変えない
断り文句の分類表の作り方と、理由ごとの行き先(トークで直す・リストで直す・時期で直す・受け入れる)の決め方は、断り理由の分類でトークを改善するで詳しく扱っています。必要を感じていない相手が多く、リストの条件から見直す場合は、アポが取れないリストの特徴と作り直し方が参考になります。
商談に進んだら、「間に合っている」を提案の入口にする
返しから商談に進んだ相手は、何かしらの「間に合っている」状態を持ったまま商談に来ます。提案はその状態を否定するところからではなく、その状態に足すところから始めます。今の依頼先や社内の担当を置き換える提案にすると、相手は商談の場でも、電話で言った「間に合ってます」を守ることになります。
| 商談に進んだ理由 | 最初に見せるもの | 避けたい言い方 |
|---|---|---|
| 今の依頼先と見比べたい | AIに尋ねた質問と今の答え(調べた日つき) | 今の依頼先の仕事を評価する言い方 |
| 社内で確かめたい | 調べ方の手順と、毎月見る質問の一覧 | 社内ではできないと決めつける言い方 |
| 時期が来たら考えたい | 判断の時期に見る数字と、その時の進め方 | 今やらないと手遅れだと迫る言い方 |
どの入り方でも、電話で伝えた事実の続きから話し始めます。電話で「候補に名前が出てこなかった」と伝えたなら、商談の最初の画面はその質問と答えです。そのうえで、今の依頼先の仕事と重ならない範囲、社内の担当の方と分担できる作業、確かめ方と判断の時期を順に示します。費用は、範囲が見えてから出します。
今の依頼先がいる相手には、分担の案を1枚で見せると話が進みやすくなります。今の依頼先が続けること(サイトの制作や更新、検索順位の改善)、新しく足すこと(AIの答えでの扱われ方の定点観測と、会社情報やよくある質問の整え方)、相手の社内に残すこと(判断と情報の提供)の3つに分けて書きます。今の依頼先の仕事が減らない形であれば、相手は今の依頼先に相談しやすく、比べる材料としても受け取りやすくなります。
LLMOという言葉を知らない相手に、用語を使わずに必要性を伝える提案の順番は、LLMOを知らない相手への提案の組み立て方で扱っています。電話の返しと商談の入口を同じ事実でつないでおくと、相手が電話で口にした「間に合ってます」は、提案の最初の材料に変わります。
手順のまとめ:「間に合ってます」に返し、引き際を決める
- 受け止める:「そうでしたか」と一言で受け止め、相手の判断を否定する言葉は使いません。
- 二択の1問で意味を確かめる:他社に任せているか、社内で担当しているかを尋ね、答え方から4つの意味のどれかを判断します。
- 意味に合った返しを1回だけ入れる:他社なら見比べる材料、社内なら調べ方を渡し、必要なしや切り上げたい相手には深追いしません。
- 小さな次の一歩を1つ示す:結果の送付や5分の電話など、はいかいいえで答えられる頼みごとを1つだけ添えます。
- 2回目の断りで引き、記録する:礼と次にすることを伝えて終え、断り文句・返し・引いた時点・次の接点の有無を1行で残します。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| どの「間に合ってます」にも、AI検索とSEOの違いの説明で返す | 返す前に二択の1問で意味を確かめ、他社・社内・必要なし・切り上げたいの4つで返しを変える |
| 今の依頼先の仕事の弱点を指摘して、乗り換えを迫る | 今の依頼先の仕事には触れず、相手が見比べられる事実を1つだけ渡す |
| 断られても同じ通話で3回、4回と食い下がる | 返しは1回までとし、2回目の断りで小さな次の一歩を1つ示して、受けてもらえなければ礼を言って終える |
| 返し方を変えた効果を、月の商談数だけで判断する | 断り文句ごとに次の接点が残った割合と断りの内訳を数え、会話30件以上で比べる |
チェックリスト
- 「間に合ってます」に返す前の、二択の1問を決めた
- 4つの意味ごとに、返しの一言と引く線をトークに書いた
- よく出る断り文句6つに、返しを1つずつ用意した
- 返しでLLMOの用語の説明を始めないことを、架電する人とそろえた
- 2回目の断りで引くことと、引くときに示す次の一歩を決めた
- 「今後は電話しないで」と言われた相手の停止の一覧を作った
- 断り文句ごとに、次の接点が残った割合を集計する欄を記録に足した
よくある質問
架電で「間に合ってます」と言われたら、最初に何と返せばよいですか?
言い返さず、二択の1問で意味を確かめます。「差し支えなければ、今はどちらかの会社にお任せですか、それとも社内でご担当ですか」と聞くと、他社・社内・必要なし・切り上げたいのどれかが分かります。返しはその意味に合わせて1回だけにし、2回目の断りで引きます。
AIO/LLMO支援を売る営業トークは、断られる前提でどう組み立てればよいですか?
冒頭の30秒とは別に、よく出る断り文句ごとの返しを1つずつ用意し、トークの初稿に書いておきます。返しは受け止める一言、相手の事実を1つ、小さな次の一歩の3拍にし、引く線も同じ行に書きます。断られた後の動きまで決めておくと、架電する人が替わっても粘り方がそろいます。
商談に進んだ後、「今の依頼先で足りている」相手にはどう提案すればよいですか?
今の依頼先と競わず、別の観点を足す形で提案します。相手の顧客がAIに尋ねそうな質問と今の答えを調べた日つきで見せ、今の依頼先の仕事とどう分担できるかを示します。今の依頼先を評価する言い方や、不安をあおる言い方は避けます。費用は範囲が見えてから出します。
一度断られた相手に、日を改めてかけ直してもよいですか?
相手が時期を示した場合は、その時期に1回だけかけ直します。時期を示さずに断った相手や、「今後は電話しないで」と言われた相手には、かけ直さず停止の一覧に入れます。BtoBの架電でも、再架電や個人情報の扱いには注意が要るため、迷う運用は専門家に確認してください。
断り文句への返し方を変えた効果は、何を数えれば分かりますか?
断り文句ごとに、次の接点(商談の日程、資料送付と再連絡の了承、再接触日の合意、担当者の紹介)が残った割合を数えます。会話が30件以上たまってから比べ、断りの内訳の変化もあわせて見ます。商談数だけを見ると、リストや時間帯の影響と区別できません。
この記事の前提と根拠
- 工程ごとの率の目安(接続率30〜45%、担当者到達率25〜40%、会話率50〜70%、商談化率8〜15%)は、説明が必要なBtoB商材の架電で一般的に使われる水準です。
- 返しの例文と想定ケースの件数は、考え方を示すための架空の設定です。実際の言い回しは、商材と相手に合わせてトークの初稿の段階で確かめます。
- BtoBの架電は、特定商取引法の電話勧誘販売の規制の多くから外れるとされますが、個人事業主が相手の場合や再架電、個人情報の扱いには配慮が要ります。法的な判断は専門家への確認を前提としています。
- 大橋メソッドの架電の考え方:LLMOの概念説明から入らず、相手の社名や主力サービスで事前にAI検索した結果を事実として伝え、断り理由はすべて分類して記録する。トークの初稿は依頼側が事前に確認する。
参照した資料
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
このページ下の相談フォームに、よく言われる断り文句を言われたままの言葉で3〜5つと、今それぞれにどう返しているか、月の会話数と商談数を書いて送ってください。1営業日以内にメールで連絡があり、30分のオンライン無料相談で、断り文句の意味の分け方と、返しの一言・引く線の見直し案を一緒に整理できます。営業電話はかかってきません。