この記事でわかること
- 鮮度・適合率・消化の3群を、社数を分母にした5つのKPIとして定義する方法
- 無効番号に数える結果と数えない結果の分け方と、ロット別に鮮度を比べる手順
- 事前適合率と事後適合率の組み合わせから、直すのが判定の手順か条件そのものかを見分ける方法
- セグメント別の数字で顧客になりそうな企業を4つの扱いに振り分け、補充の社数と作り始める日を逆算する方法
この記事が想定している状況
AIO/LLMO支援会社で、毎月数百社のリストに電話をかけている。接続率や商談数は毎週報告されるものの、リストそのものの良し悪しは「最近つながりにくい」「対象外の会社が多い気がする」という架電担当の感触でしか語られていない。作り直すべきなのはリストなのかトークなのか、会議のたびに意見が分かれる。リストの状態を数字で見て、入れ替えるかどうかを根拠をもって決めたい。そう考えている営業責任者や代表を想定しています。
知りたいこと
- KPIで分析・改善しやすい営業リストの作り方を知りたい
- リストの鮮度と、対象条件への適合率を数字で管理したい
- 顧客になりそうな企業の条件と、企業ごとの当て方を整理したい
あわせて判断したいこと
- リストの問題とトークの問題を、数字で切り分けられるようにしたい
- リストの作り直しを、担当者の感触ではなく決まった基準で回したい
読み終えるとできること
読み終えると、手元のリストに鮮度・適合率・消化の5つのKPIを設定し、ロットごとに週1回の表で並べられるようになります。基準を外れたロットだけを入れ替え、セグメント別の数字から次に作るリストの条件と当て方を決めたうえで、毎週補充する社数と作成を始める日を逆算できます。
リストの良し悪しは、社数を分母にした5つのKPIで測る
接続率や商談化率は、リスト・トーク・時間帯の影響がまざった数字です。接続率が下がった週に、番号が古くなったのか、かける時間がずれたのかは、その数字だけでは分かりません。リストの品質を管理するには、リストのせいでしか動かない数字を別に持つことが欠かせません。それが鮮度と適合率です。
もう1つの決まりは、分母を架電の回数ではなく社数にすることです。不在の相手には2回、3回とかけ直すため、架電数で割ると、つながりにくい会社ほど分母が膨らみます。200社に延べ480回かけた週なら、無効だった番号が16社でも、架電数で割れば約3.3%、社数で割れば8%です。リストの性質を見る数字は、1社につき結果を1つ確定させてから数えます。
| KPI | 計算式 | 分かること | 基準の例(仮置き) |
|---|---|---|---|
| 無効番号率 | 無効と確定した社数÷架電した社数 | 情報の古さ | 1割以下 |
| 経過日数 | 架電日−情報の確認日(ロットの中央値) | 確かめ直す時期 | 90日以内 |
| 事前適合率 | 抜き取りで条件を満たした社数÷抜き取った社数 | 作るときの判定の正しさ | 9割以上 |
| 事後適合率 | 条件に合っていた社数÷担当者と話せた社数 | 条件そのものの当たり | 7割以上 |
| 消化率 | 結果が確定した社数÷ロットの社数 | 残りの量と補充の時期 | 残り2週分で補充 |
5つは、鮮度・適合率・消化の3群に分かれます。鮮度が悪ければ電話がつながる前に社数が減り、適合率が低ければ担当者と話したあとで対象外として抜けていきます。消化率は品質そのものではありませんが、良いロットを使い切る前に次を用意できているかを見るために並べます。基準の値は自社の実測で置き直す前提の仮置きで、最初の2〜3ロットの結果を見て決め直します。
架電の数字とは別に、社数の表を持つ
接続率などの架電の数字は、これまでどおり架電数を分母にした週次の表で見ます。リストの5つのKPIは、1社1行のリストの表から出し、ロット番号ごとに集計します。同じ週の数字でも表を分けておくと、「架電の率は落ちたが無効番号率は変わらない」のように、リストを疑わなくてよい週がすぐに分かります。
鮮度は、無効番号の数え方をそろえてロット別に比べる
鮮度の数字がぶれる一番の原因は、何を無効に数えるかが人によって違うことです。不在や話し中は、時間帯を変えればつながる相手で、リストの古さとは関係がありません。反対に、番号は生きていても移転して別の会社が出た、店舗の番号で本社に届かない、という結果は、リストを作り直す理由になります。
| 架電の結果 | 無効番号率に | 理由 |
|---|---|---|
| 使われていない番号 | 入れる | 情報が古い |
| 移転・社名変更で別の相手が出た | 入れる | 情報が古い |
| 閉業・休業 | 入れる | 企業の状態が変わった |
| 店舗や個人の番号で本社に届かない | 入れる | 番号の種類を誤って作った |
| 不在・話し中・営業時間外 | 入れない | 時間帯の問題 |
| 受付で取り次ぎを断られた | 入れない | 名乗りや用件の問題 |
ロットとは、同じ日に、同じ判定基準と同じ出所で作った社のまとまりです。リストの1行ごとにロット番号を振っておけば、無効番号率をロット別に並べられます。全体の数字が基準の近くにあっても、ロットに分けると、古いロットだけが全体を押し下げている形が見えることがあります。
想定ケース(架空の条件):2つのロットを分けて並べたら、古い方だけが基準を超えていた
今月の架電先は、18日前に公式サイトで確かめて作った210社(ロットL5)と、以前に入手した名簿から抜き出した190社(ロットL2、確認日からおよそ110日)の合計400社です。無効と確定したのは合わせて40社で、全体の無効番号率は10%と基準の上限ちょうどでした。ロット別に分けると、L5は9社で約4.3%、L2は31社で約16.3%です。リスト全体を作り直す必要はなく、L2の残りの行だけを架電の前に確かめ直すことにしました。
経過日数は、情報を確かめた日から架電した日までの日数を、ロットごとの中央値で見ます。確認日の列がないリストは、鮮度を後から測れません。社内の決まりとして「確認から90日を超えた行は、架電の前に番号と所在地だけを確かめ直す」のように置いておくと、無効番号率が上がってから慌てて作り直す事態を防げます。確かめ直しを外に頼むなら、1社ずつ調べる調査型のリストの目安(1件50〜300円程度)が費用の上限の見当になります。
本文の基準(無効番号率1割以下、確認から90日以内など)は、管理を始めるための仮置きの例です。業種や出所によって数字の出方が違うため、最初の数ロットの実測で置き直してください。
適合率は、作る前の判定と話した後の判定を分けて数える
適合率には2種類あります。1つは、リストを作った人が判定基準を正しく当てはめたかを見る事前適合率です。もう1つは、担当者と話してみて、相手が本当に対象の条件に合っていたかを見る事後適合率です。前者は作業の正しさを、後者は条件そのものの当たりを映すため、混ぜて1つの数字にすると直す場所を誤ります。
事前適合率は、ロットが納品されたら依頼側が無作為に30社ほどを抜き出し、ターゲットの仮説を書いた文書と照らして確かめます。従業員の規模、サイトの問い合わせの入口、地域など、判定の根拠の列に書かれた内容が公開情報と合っているかを見ます。30社のうち外れが3社以内なら、そのロットは基準を満たしたものとして架電に回し、4社以上なら判定の手順を作り手と見直してから使います。
事後適合率は、担当者と話せた社数を分母にします。受付で止まった会社は、条件に合っていたかどうかが分からないからです。話してみて「従業員が5名で予算の枠がない」「サイトは本社が一括で管理している」と分かった会社を対象外として数え、理由を選択式で残します。対象外の理由を7〜8種類の選択肢に収め、「その他」が1割を超えないようにしておくと、ロット同士を比べられます。
| 事前適合率 | 事後適合率 | 起きていること | 直す場所 |
|---|---|---|---|
| 高い | 高い | 判定も条件も合っている | リスト以外(トーク・時間帯) |
| 低い | 低い | 判定が甘く、対象外がまざっている | 判定の手順と基準書 |
| 高い | 低い | 判定は正しいが、条件が外れている | ターゲットの仮説 |
| 低い | 高い | 抜き取りの基準が厳しすぎる | 抜き取りの確かめ方 |
見落とされやすいのが、事前適合率は高いのに事後適合率が低い形です。リストは仮説どおりに作られているので、作り手に作り直しを求めても数字は戻りません。直すべきは仮説の文章で、対象外の理由の上位を条件に書き足します。「本社が一括で管理している」が多ければ、地域の支店を外し、本社の所在地で絞るといった直し方です。
2つの適合率がどちらも基準を満たしているのに商談が増えないなら、リストは疑わなくて構いません。担当者と話せたあとで断られている理由を見て、トークのどこで止まっているかを探します。その進め方は断り理由の分類でトークを改善する方法で扱っています。
KPIを出せるリストは、作る段階で8つの列を持たせる
5つのKPIは、リストに必要な列がなければ後から計算できません。確認日がなければ経過日数は出せず、ロット番号がなければ古いロットを切り分けられません。リストを作る前に、列の構成を作り手と決めておきます。自社で作る場合も、外に頼む場合も同じです。
| 列 | 書く内容の例 | 使うKPI |
|---|---|---|
| ロット番号 | L5(作成日と基準の版ごとに1つ) | すべてのKPIをロット別に出す |
| 情報の確認日 | 番号と所在地を確かめた日 | 経過日数 |
| 出所 | 公式サイト、企業データベースなど | 出所ごとの無効番号率 |
| 判定基準の版 | ターゲット仮説の第2版など | 事前適合率 |
| 判定の根拠 | 問い合わせフォームが主な入口、など | 抜き取りでの照合 |
| 事前のAI検索メモ | 社名で調べたときの表示の要約 | 切り口の選択・事後適合率 |
| 社単位の結果 | 無効・未接続・到達・商談から1つ | 無効番号率・消化率 |
| 対象外の理由 | 規模・管理の部署・業態など選択式 | 事後適合率 |
架電の履歴は、このリストとは別の表に1回1行で残し、社の番号で結びます。リストの表には、何度かけたかではなく、その社の結果を1つだけ確定させて書きます。不在が続く相手を何回で打ち切るか(例:3回かけて不在なら「未接続」で確定)も先に決めておくと、消化率の数え方が人によって変わりません。
事前のAI検索メモは、架電で伝える事実の材料になる列です。大橋メソッドの架電では、相手の社名や主力サービスで前もってAI検索した結果を「今はこう表示されています」と伝えるところから話を始めるため、この列が空のままの行は架電に回さない、という運用ができます。メモが埋まっている行の割合も、ロットの品質の一部として数えておきます。
リストの条件そのものを、検索への依存やAI検索での表示から絞り込む手順はLLMOが必要な企業を絞り込むリストの作り方で扱っています。新しい出所のリストを本格的に使う前に質だけを見たいときは、100件の試し架電で当たり外れを確かめる方法が先に使えます。
顧客になりそうな企業は、セグメント別の適合率と商談で振り分ける
どの企業が顧客になりそうかは、リストを作る前の仮説だけでは決まりません。ロットを業種・規模・地域などのセグメントに分け、事後適合率と、担当者と話せた100社あたりの商談数を並べると、仮説のどこが当たり、どこが外れたかが見えてきます。この2つの数字の組み合わせで、次のリストでの扱いと当て方を4つに振り分けます。
| 事後適合率 | 担当者100社あたりの商談 | 扱い | 次のリストと当て方 |
|---|---|---|---|
| 高い | 多い | 広げる | 核の条件を残し、地域か規模を1つだけ広げる |
| 高い | 少ない | 切り口を変える | 対象は合っているので、冒頭で伝える事実を変える |
| 低い | 多い | 条件を書き足す | 合っていた社の共通点を判定基準に加える |
| 低い | 少ない | やめる | 次のロットから外し、空いた枠を他に回す |
想定ケース(架空の条件):3つのセグメントを4週間の数字で振り分けた場合
4週間で担当者と話せた会社を3つのセグメントに分けました。従業員30〜100名の税理士法人は48社と話し、対象外は6社(事後適合率約88%)、商談は4件(100社あたり約8.3件)でした。自社サイトで資料請求を受けている工務店は40社と話し、対象外は5社(約88%)、商談は1件(2.5件)。従業員10名未満の人材紹介会社は36社と話し、対象外が16社(約56%)、商談は2件(約5.6件)です。税理士法人は地域を1つ広げ、工務店は施工事例の検索結果を伝える切り口に変え、人材紹介会社は対象外の理由に多かった「求人サイトからの応募だけで足りている」会社を外す条件を書き足しました。
振り分けで気をつけたいのは、件数の少なさです。担当者と話せた社数が30社に届かないセグメントでは、商談が1件増えるだけで100社あたりの数字が3件以上動きます。30社に届くまでは扱いを決めず、次の週の数字と合算します。高い・低いの線は、全体の事後適合率と100社あたりの商談数の平均に置くと、ほかのセグメントと比べやすくなります。
セグメント別の数字は、続けるほど自社の資産になります。どの業種のどの規模に、どんな事実を伝えると話が進んだかという記録は、架電を誰が担っても使い回せるからです。
うちが抜けても、どの業種にどの切り口が効いたかが社内に残る。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
大橋メソッドでは、リスト・架電ログ・断り理由は依頼側に帰属するとしており、契約を終えたあともセグメント別の数字を手元で出し直せます。当たりの条件を保ったまま対象を広げる進め方はリストを広げて新規顧客を増やす方法にまとめています。
補充の社数と作り始める日は、消化の速さから逆算する
品質の良いロットほど早く使い切ります。良いリストが尽きてから次を作り始めると、作っている間は古いロットや条件の甘いロットにかけることになり、5つのKPIがそろって悪化します。補充の量は、受注の目標から必要な架電数を出し、1社あたりの平均の架電回数で割って社数に直すと計画できます。
下の試算では、月2件の受注を目標に、受注率20%・実施率80%、架電あたりの商談化を1%と置いた場合に、必要な商談と架電の量を逆算しています。商談化1%は目安の範囲(0.5〜1.5%)の中でも高めで、適合率の高いリストを保てている前提の値です。
試算
受注2件から逆算した商談数・架電数
月に2件受注するには、受注率20%なら商談の実施が10件、実施率80%なら日程確定が約13件必要です。架電あたりの商談化が1%なら、架電は1,250件になります。
1日75件の架電なら約17日分の稼働で、月20日稼働に直すと約0.8人相当です。人数を増やす前に、商談化や受注率を少し上げるだけで必要な架電数が大きく減る点も確かめておきます。
| 目標の受注数(月) | 2件 |
|---|---|
| 必要な商談の実施数 | 10件 |
| 必要な商談の日程確定数 | 約13件 |
| 必要な架電数(架電あたり商談化1%) | 1,250件 |
| 必要な稼働日数(1日75件) | 約17日 |
| 月20日稼働での人数 | 約0.8人 |
率は説明が必要なBtoB商材の目安の範囲で置いた仮の値です。
架電1,250件を、不在へのかけ直しを含めて1社あたり平均2.5回かけると見ると、月に必要な社数は500社、週に約125社です。無効番号率が1割なら、有効な500社を確保するために約556社を用意します。商談化が1.25倍になれば架電は1,000件、社数は400社で足ります。1日75件の架電で約17日分という稼働の量も、リストの適合率が下がれば増えていきます。
社ごとの結果を確定する
週の終わりに、その週に架電した社の結果を1つずつ確定させ、リストの表に書き込みます。
ロット別に5つのKPIを並べる
ロット番号ごとに無効番号率・経過日数・事前適合率・事後適合率・消化率を出し、前週と並べます。
基準を外れたロットを止める
無効番号率か事後適合率が基準を外れたロットは架電を止め、確かめ直すか条件を書き直します。
残りの週数を出す
まだ結果が確定していない社数を週の架電社数で割り、残りが何週分あるかを出します。
2週分を切ったら作り始める
リストの作成には3〜5営業日ほどかかるため、残りが2週分を切った時点で次のロットの作成を始めます。
大橋メソッドの進め方でも、リストは初回100〜300社を優先順位つきで作り、接続率・担当者到達率・断り理由の結果に応じて毎週入れ替えるとしています。週次でKPIを見て1つずつ直す回し方の全体はKPIを使って新規顧客を増やす改善サイクルで扱っています。
手順のまとめ:リストの品質をKPIで管理する手順
- 列を決める:ロット番号・確認日・判定の根拠・対象外の理由など8つの列を、作る前に作り手と決めます。
- 無効の数え方をそろえる:無効番号に入れる結果と入れない結果を表にし、社ごとの結果を1つに確定させる決まりを置きます。
- ロットごとに抜き取る:納品されたロットから30社ほどを抜き出し、仮説の文書と照らして事前適合率を出します。
- 週1回ロット別に並べる:5つのKPIをロット別に出し、基準を外れたロットを止めて確かめ直すか条件を書き直します。
- セグメントで振り分ける:事後適合率と商談の数で、広げる・切り口を変える・条件を書き足す・やめるに振り分けます。
- 補充を逆算する:必要な架電数を1社あたりの架電回数で割って社数に直し、残り2週分で次の作成を始めます。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 架電の回数を分母にしてリストの率を出し、かけ直しの多い週ほど数字が良く見える | 1社につき結果を1つに確定させ、無効番号率や適合率は社数を分母にして出す |
| 不在や受付での断りまで無効番号に数え、リストを必要以上に作り直す | 無効に数える結果を表で決め、時間帯やトークの問題はリストの数字から外す |
| ロットを分けずに全体で集計し、古いロットの悪さに気づかない | 1行ごとにロット番号と確認日を持たせ、ロット別に並べて基準を外れた分だけを入れ替える |
| 事後適合率が低いのを作り手の判定ミスと考え、同じ条件のまま作り直させる | 事前適合率と並べ、判定が正しければ仮説の条件そのものを書き直す |
チェックリスト
- リストの1行ごとに、ロット番号と情報の確認日が入っている
- 無効番号に数える結果と数えない結果を、表で決めている
- 社ごとの結果を1つに確定させる決まり(かけ直しの上限など)がある
- 納品されたロットから30社ほどを抜き取り、事前適合率を出している
- 対象外の理由を選択式で残し、「その他」が1割以内に収まっている
- セグメント別の事後適合率と、担当者100社あたりの商談数を並べている
- 残りの週数を毎週出し、2週分を切ったら次のロットを作り始めている
よくある質問
KPIで分析しやすい営業リストを作るには、最初に何を決めればよいですか?
列の構成を先に決めます。ロット番号・情報の確認日・出所・判定基準の版・判定の根拠・事前のAI検索メモ・社単位の結果・対象外の理由の8列があれば、無効番号率・経過日数・事前と事後の適合率・消化率の5つを後から出せます。確認日とロット番号がないリストは、鮮度を測れません。
LLMO支援の顧客になりそうな企業は、リストの数字からどう見つければよいですか?
業種・規模・地域などのセグメントごとに、担当者と話せた社数のうち条件に合っていた割合(事後適合率)と、100社あたりの商談数を並べます。両方高ければ広げ、適合率だけ高ければ切り口を変え、商談だけ多ければ条件を書き足し、両方低ければ外します。話せた社数が30社に届くまでは判断を待ちます。
リストの鮮度は、どのくらいの頻度で確かめればよいですか?
無効番号率は週1回、ロット別に出します。あわせて、情報の確認日から架電日までの経過日数をロットごとの中央値で見て、社内で決めた日数(例:90日)を超えた行は架電の前に番号と所在地を確かめ直します。全体の数字だけでは、古いロットの悪さが新しいロットに埋もれます。
接続率が下がったとき、リストの古さが原因かどうかはどう見分けますか?
同じ週の無効番号率を見ます。無効番号率が変わらず、不在や話し中が増えているなら、原因は時間帯や曜日の側でリストではありません。無効番号率が上がっていれば、ロット別に分けてどのロットが押し上げたかを確かめ、そのロットだけを確かめ直します。
適合率を上げようと条件を厳しくすると、架電先が足りなくなりませんか?
足りなくなる時期は、消化率から前もって分かります。まだ結果が確定していない社数を週の架電社数で割り、残りが2週分を切ったら次のロットを作り始めます。適合率が上がれば架電あたりの商談化も上がりやすく、同じ受注目標に必要な社数は減るため、条件を絞ることと量の確保は両立できます。
この記事の前提と根拠
- 無効番号率・経過日数・事前適合率・事後適合率・消化率は、リストの品質を管理するために本文で定義した指標で、一般的な統計の基準値ではありません。基準の値(1割以下・90日以内・9割以上・7割以上)は管理を始めるための仮置きの例です。
- 架電あたりの商談化0.5〜1.5%、受注率15〜25%、商談実施率80〜90%は、説明が必要なBtoB商材の架電で一般的な目安です。試算の受注率20%・実施率80%・商談化1%は、この範囲で置いた仮の値です。
- 調査型のリストの費用(1件50〜300円程度)は一般的な目安です。想定ケースの社数・ロット・セグメントの数字は、説明のための架空の値です。
- 大橋メソッドのリストの扱い(初回100〜300社、毎週の入れ替え、リスト・架電ログ・断り理由の依頼側への帰属)は、サービスの公開情報に基づきます。
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
このページ下の相談フォームに、今使っているリストの社数と作り方(購入・自作・外注)、直近の接続率と、担当者と話した相手のうち対象外だった会社の数を書いて送ってください。1営業日以内にメールで連絡があり、30分のオンライン無料相談で、ロットの分け方と最初に置く基準を一緒に整理できます。営業電話はかかってきません。