この記事でわかること
- 外注先から受け取る6つのものと、台本より先に読むべき「変更の理由」
- 話す人が外注先から社内に替わると変わる4つの条件(名乗り・答えられる範囲・商談に出る人・架電の時間)
- 30秒の骨格を残したまま、名乗りと言い回しを社内の言葉に直す書き換えの例
- 電話で答えない質問の線引きと、外注の最終4週と同じ条件の数字で移植の出来を確かめる方法
この記事が想定している状況
営業代行に架電を任せて数か月、商談の数がそろってきたので、採用した営業担当や代表自身が架電の一部を引き取ることになった。外注先からは最新のトーク台本を受け取ったものの、社内の担当者が読み上げると、どこかぎこちない。サービスを詳しく知っているぶん、相手に聞かれるとつい説明が長くなり、外注先のときほど商談が決まらない。台本のどこを直してよく、どこを変えてはいけないのかが分からない。そうした状況で、外注のトークを社内に移す方法を探している代表や営業責任者を想定しています。
知りたいこと
- 外注先が使っていたトークを、社内の担当者が使える形に直したい
- 社内で架電するときの営業トークと、商談での提案のつなげ方を知りたい
- 移したトークがうまく機能しているかを確かめたい
あわせて判断したいこと
- 外注先が積み上げた改善の経緯を、台本と一緒に社内に残したい
- サービスに詳しい社内の担当者が、電話で説明しすぎて商談を逃すのを防ぎたい
読み終えるとできること
読み終えると、外注先から受け取る資料をそろえ、30秒の骨格を残したまま名乗りと言い回しを社内の言葉に直せるようになります。電話で答える質問と答えない質問の線を引き、外注の最終4週と同じ条件の数字で移植の出来を確かめ、電話の続きから商談を始める準備まで整えられます。
移すのは台本の文面より、その文面に決まった理由
外注のトークを社内に移すとき、最初に手に入れたくなるのは最新版の台本です。けれども文面だけを受け取って読み上げると、社内の担当者は「なぜこの順番なのか」「なぜこの言葉を使わないのか」を知らないまま話すことになります。相手の反応が台本と違ったとき、理由を知らない人は文面から外れ、外注先が数週間かけて避けてきた言い方に戻ってしまいます。
| 受け取るもの | 社内で使う場面 | 欠けると起きること |
|---|---|---|
| 最新版の台本と版番号 | 架電の基準になる文面 | 担当者ごとに文面がばらける |
| 各版の変更点と変更の理由 | 言い回しを直すときの判断 | 外注先が避けた言い方に戻る |
| 断り理由の分類と、理由ごとの返し | 断られたあとの一言 | 返しに詰まり、通話がそこで切れる |
| 電話で答えない質問の一覧 | 料金や事例を聞かれたとき | 電話で説明を始めて長くなる |
| 相手の事実を調べる手順 | 架電前の下調べ | 冒頭の事実が言えず一般論になる |
| 反応のよかった通話の要約 | 声に出す練習の題材 | 相手の反応を想像できない |
6つのうち、台本より先に読んでほしいのが「各版の変更点と変更の理由」です。たとえば「第3版で冒頭の『AI検索対策のご案内です』を削り、相手の社名で調べた結果から入るように変えた。用件を先に言うと、受付で営業電話と判断される通話が続いたため」という1行があれば、社内の担当者はその言い方を自分から使わなくなります。理由のない禁止事項は守られにくく、理由のある禁止事項は言い換えても守られます。
「相手の事実を調べる手順」には、どのAI検索で、どんな質問の文で、いつ調べたかまで含めてもらいます。AIの回答は日によって変わることがあるため、社内の担当者が同じ手順で調べ直せないと、冒頭の事実を自信を持って言えません。外注先が使っていた質問の文の型を、業種ごとに数行で受け取っておくと、架電前の下調べを1社数分に収めやすくなります。
反応のよかった通話の要約も、移植では役に立ちます。どの業種の、どの役職の相手が、どの一言のあとに「詳しく聞きたい」と言ったのかが分かれば、社内の担当者は台本の行間を想像しながら練習できます。引き継ぎ品の受け取り方や、件数と定義の確かめ方は外注から内製へ切り替える時の引き継ぎで扱っています。ここでは、受け取ったトークを社内の担当者が自分の言葉で話せる形に整える手順に絞ります。
外注先と社内では、同じ台本でも4つの条件が変わる
同じ台本でも、話す人が外注先から社内に替わると、通話の条件が4つ変わります。名乗りと肩書き、電話で答えられる範囲、商談に出る人、架電に使える時間です。どれも台本の文面には書かれていないため、移す前に1つずつ確かめておきます。
| 条件 | 外注先が話すとき | 社内の担当者が話すとき | 整え方 |
|---|---|---|---|
| 名乗りと肩書き | 契約で決めた名乗りを使う | 自社の社員・代表として名乗る | 肩書きが重いほど用件を短くする |
| 電話で答えられる範囲 | 台本と想定問答の範囲に限られる | 料金や支援の中身まで答えられる | 電話で答えない質問を一覧にする |
| 商談に出る人 | 商談シートで社内に渡す | 電話をかけた本人が出ることが多い | 電話で伝えた事実を商談の冒頭に使う |
| 架電に使える時間 | 専任で時間帯を選べる | 商談や納品の合間に限られる | 反応のよかった時間帯に枠を固定する |
名乗りは、社内の担当者にとって有利にも不利にも働きます。代表が自分の名前で電話すれば、相手の決裁者に話が届きやすくなる場面がある一方、用件が長いと、受付では重い営業電話と受け取られがちです。肩書きを名乗るなら、その後の用件はかえって短くし、「御社の名前でAIの検索を調べた結果を、1分だけお伝えしたい」のように、何の電話かを一文で言い切ります。
架電に使える時間の違いも見落とされがちです。外注先の専任の担当者は接続率の高い時間帯を選んでかけられますが、社内の担当者は商談や納品の合間にしか時間を取れません。外注の期間のログから、接続率と担当者到達率が高かった曜日と時間帯を拾い、その枠だけは予定を入れずに架電に使う、と先に決めておくと、台本の出来とは別の理由で率が下がるのを防げます。
たとえば外注の記録で、火曜と木曜の午後に接続率と担当者到達率がそろって高かったなら、その2つの枠を社内の担当者の予定表に先に押さえ、商談や打ち合わせを入れないようにします。枠を決めずに空いた時間でかけると、時間帯が日ごとに変わり、率が下がったときに台本のせいか時間帯のせいかを切り分けられなくなります。
4つ目の「商談に出る人」は、社内に移す利点が最も大きい条件です。電話で相手の反応を聞いた本人が商談に出るため、電話で伝えた事実や、相手が気にした点を、そのまま商談の冒頭に使えます。この利点の生かし方は、最後の見出しで扱います。
30秒の骨格は残し、名乗りと言い回しを自分の言葉にする
台本を社内の言葉に直すときは、変えない「骨格」と、変えてよい「言い回し」を先に分けます。骨格は、相手の社名や主力サービスでAI検索をした結果を事実として伝え、検索からの問い合わせが減っている背景を一言で添え、詳しい内容は商談で話す、という30秒の流れです。この順番と長さは外注の期間の数字で確かめられたものなので、移すときに崩しません。
| 部分 | 扱い | 社内で直すときの例 |
|---|---|---|
| 名乗り | 変えてよい | 社名と名前に、必要なら肩書きを足す |
| 相手の事実(AI検索の結果) | 骨格・変えない | 調べた日と質問の文をそのまま言う |
| 背景の一言 | 骨格・長さを変えない | 言い慣れた言葉で一文にする |
| 商談の提案 | 骨格・変えない | 所要時間と見せる物を添える |
| 断り理由への返し | 変えてよい | 外注版の意図を残して言い換える |
| 使わない言葉 | 変えない | 「LLMOとは」で始めない、などを守る |
LLMOは、まだ相手に概念の説明が必要な商材です。誰にでも電話する総合型の営業代行だと、説明の途中で切られてしまう。
大橋メソッド代表(代表インタビューより)
説明が必要な商材ほど、電話で説明を始めると途中で切られやすくなります。社内の担当者はサービスの仕組みを説明できるぶん、骨格の2つ目を長くしがちです。背景の一言が「AI検索では、ページを開く前に答えが表示されるようになっていて…」と続き始めたら、骨格が崩れているサインです。大橋メソッドの架電でも、LLMOの概念の説明から入らず、相手の検索結果という事実から始めて、詳しい内容は商談に回す流れをとっています。
想定ケース(架空の条件):外注版の台本を、代表が自分の言葉に直す
外注版の第5版が「〇〇株式会社の山本と申します。御社の名前と『△△市の税理士』でAIの検索を試したところ、回答に御社のお名前が出ていませんでした。AIの回答が検索結果の上に出るようになり、上位のページでも開かれにくくなっているため、ご連絡しました。15分ほど、画面をお見せしながらお話しできればと思います」という流れだったとします。代表が話す版では、名乗りを「代表の山本です」に変え、背景の一言を「検索の上にAIの答えが出るようになって、サイトまで来てもらいにくくなっていまして」と言い慣れた言葉にしました。事実の一文と、15分の商談の提案はそのまま残しています。
書き直した版には外注版と別の版番号を付け、どこを変えたかを1行で残します。「社内版1:名乗りを代表名に、背景の一言を言い換え。事実と商談の提案は外注第5版のまま」と書いておけば、数字が下がったときに、変えた部分と変えていない部分を切り分けられます。声に出して読み、30秒を大きく超える箇所があれば、言い回しを足しすぎていないかを確かめます。
電話で答える質問と答えない質問を、先に線引きする
外注先の担当者は、台本と想定問答にない質問には「詳しくは商談で担当からご説明します」と返すほかありません。社内の担当者は料金も支援の中身も答えられるため、聞かれるままに答えて、電話が商談の代わりになってしまうことがあります。電話で答えきると、相手は商談に時間を取る理由を失います。移植の前に、電話で答える質問と、答えずに商談へ回す質問を一覧にしておきます。
| 聞かれること | 電話での答え方 | 商談につなぐ一言 |
|---|---|---|
| 料金はいくらか | 価格帯だけを一言で伝える | 「御社の場合の内訳は商談でお見せします」 |
| LLMOとは何か | 一文で言い、仕組みは話さない | 「御社の結果を見ながらのほうが早いです」 |
| 今のSEO会社と何が違うか | 違いを1点だけ挙げる | 「比べられる資料を商談でお持ちします」 |
| 事例はあるか | ある範囲の事実だけを答える | 「似た業種の進め方を商談でお見せします」 |
| 資料を送ってほしい | 送ると答え、送付日を決める | 「送ったあと、5分だけ感想を伺えますか」 |
線引きの基準は、「電話で答えると、相手がその場で判断を終えてしまう質問かどうか」です。料金を詳しく伝えると、相手は今の予算と比べて電話口で結論を出します。かといって「LLMOとは何か」に一言も答えないと、はぐらかされたと受け取られます。どちらも短く答えたうえで、相手の会社の結果を見ながら話す場として商談を提案すると、電話の長さを保てます。
一覧の元になるのは、外注の期間のログに残っている「相手からの質問」です。外注先に、質問を受けた通話を抜き出してもらい、多い順に5〜8問を選んで、答え方と商談につなぐ一言を決めます。ログに質問が残っていない場合は、社内の担当者が最初の1〜2週で受けた質問を書き留め、週末に一覧へ足していきます。
断り理由への返しも、同じ考え方で整えます。外注の期間に分類した断り理由の上位3つ程度について、社内の担当者が言い慣れた返しを1つずつ用意し、声に出して練習します。断り理由の分類からトークの直す点を見つける方法は断り理由の分類でトークを改善するで扱っています。
線引きの一覧は、外注先にも共有しておきます。外注先が設定した商談に社内の担当者が出たとき、電話で伝わっていた内容と商談での説明が食い違わないようにするためです。料金のように変わりうる内容は、一覧に更新日を書いておきます。
移植の出来は、外注の最終4週と同じ版・同じ区分で比べる
書き直した版がうまく移ったかは、社内の担当者の数字を、外注先の最終4週の数字と並べて確かめます。比べるときは、トークの版と、架電する区分(業種・規模・地域)をそろえます。外注先が商談を取りやすかった業種と、社内が初めてかける業種を比べても、トークの出来は分かりません。
| 指標 | 外注の最終4週 | 社内の1〜2週目 | 社内の3〜4週目 |
|---|---|---|---|
| 担当者と話せた数 | 242件 | 52件 | 66件 |
| 会話の成立(会話率) | 150件(約62%) | 33件(約63%) | 40件(約61%) |
| 商談の日程確定(商談化率) | 17件(約11%) | 2件(約6%) | 4件(10%) |
| 会話1件の平均時間 | 2分10秒 | 4分30秒 | 2分40秒 |
この想定では、社内の1〜2週目は会話率が外注と変わらないのに、商談化率が約6%と外注の半分ほどに下がり、会話の平均時間は2倍を超えています。相手は話を聞いてくれているのに、商談を提案する前に説明が長くなっている、と読めます。3〜4週目に背景の一言を一文に戻し、電話で答えない質問の一覧を手元に置いたところ、平均時間は2分40秒、商談化率は10%まで戻りました。
ただし、会話30件程度の分母では、1件の差で商談化率が3ポイント前後動きます。1〜2週目の約6%と外注の約11%の差も、件数にすれば数件の違いです。率だけで判断せず、会話の平均時間のように毎日の通話で確かめられる数字を一緒に見ると、原因の当たりを早くつけられます。
会話の平均時間は、通話の開始と終了の時刻をログに残せば計算できます。担当者と話せた通話だけを対象にし、受付で終わった通話は含めません。外注先にも同じ数え方で最終4週の平均を出してもらえば、社内の数字と並べられます。
接続率や担当者到達率が外注より低い場合は、台本より先に、架電する時間帯や受付での名乗りを疑います。言い回しを直す前に、どの率が下がったかを工程ごとに切り分けると、直す場所を取り違えません。通じないトークの典型的な原因と直し方はLLMOのトークが通じない原因と直し方で扱っています。
電話の続きから商談を始め、トークと提案をつなぐ
社内に移すことの大きな利点は、電話をかけた人と商談に出る人が同じになることです。外注の期間は、商談シートで相手の役職・検討状況・反応のあった切り口を受け取り、それを読んでから商談に臨んでいました。社内の担当者は、相手がどの一言に反応したかを自分の耳で聞いています。この情報を、商談の最初の5分に使います。
電話で伝えた事実から始める
電話で伝えたAI検索の結果を、商談の冒頭に画面で見せます。調べた日と質問の文を電話のときと同じにして、電話の話の続きだと分かるようにします。
反応した一言を確かめる
「お電話では、問い合わせの減り方を気にされていました」のように相手が反応した点を一言で確かめ、商談の目的をそこに合わせます。
仕組みの説明はここで行う
電話では話さなかったLLMOの仕組みや、検索からの問い合わせが減る背景を、相手の結果に沿って説明します。
次に決めることを示す
商談の終わりに、次回までに相手が確かめることと、こちらが用意することを1つずつ決め、商談シートに書き残します。
商談シートは、社内の担当者が自分で電話して自分で商談に出る場合でも書き続けます。自分の頭の中にあるからと書かずにいると、担当者が休んだときや2人目が加わったときに、どの切り口が効いたかが残りません。外注の期間と同じ項目で書いておけば、外注と社内の商談を同じ表で振り返れます。
商談の日程は、電話で伝えた事実を相手が覚えているうちに置きます。社内の担当者は自分の予定を見ながらその場で候補日を出せるため、外注の期間より近い日を提案しやすくなります。電話から商談までの日数も商談シートに書いておくと、間が空いた商談で実施率が下がっていないかを後から確かめられます。
大橋メソッドでは、トークの初稿を事前に依頼側が確認し、商談設定のときには相手の役職・検討状況・反応のあった切り口を商談シートで共有する形をとっています。外注の期間から依頼側がトークと商談シートに関わっていれば、社内に移すときの書き直しは、名乗りと言い回しの調整で済みやすくなります。電話の続きから先の、提案の組み立て方そのものはLLMOを知らない相手への提案の組み立て方で扱っています。
手順のまとめ:外注のトークを社内営業に移す手順
- 受け取る:台本の最新版と版番号、各版の変更理由、断り理由ごとの返し、電話で答えない質問の一覧、事実を調べる手順を外注先から受け取ります。
- 骨格と言い回しを分ける:事実→背景の一言→商談の提案の流れを骨格として残し、名乗り・言い回し・断り理由への返しを変えてよい部分にします。
- 社内の言葉に直す:担当者が声に出して読み、言いにくい部分だけを書き直して、社内版の版番号と変更点を1行で残します。
- 答える範囲を決める:電話で答える質問と答えない質問を一覧にし、商談につなぐ一言を決めて外注先にも共有します。
- 同じ条件で比べる:外注の最終4週と同じ版・同じ区分で、会話率・商談化率・会話の平均時間を比べます。
- 商談につなぐ:電話で伝えた事実を商談の冒頭で見せ、商談シートを外注の期間と同じ項目で書き続けます。
よくある失敗と対策
| よくある失敗 | 対策 |
|---|---|
| 外注先から最新版の台本だけを受け取り、各版の変更の理由を受け取らない | 変更点と理由、断り理由ごとの返し、電話で答えない質問の一覧まで受け取り、台本より先に変更の理由を読む |
| 社内の担当者が話しやすいように、30秒の骨格ごと書き直してしまう | 事実→背景の一言→商談の提案の順番と長さは残し、名乗りと言い回しだけを直して版番号を分ける |
| サービスに詳しい担当者が、電話で料金や仕組みを説明しきってしまう | 電話で答える質問と答えない質問を一覧にし、短く答えたあとに商談を提案する一言を決めておく |
| 社内の1週目の商談件数だけを見て、移植の成否を決める | 外注の最終4週と同じ版・同じ区分で、会話率・商談化率・会話の平均時間を会話30件以上で比べる |
チェックリスト
- 台本の最新版と版番号を受け取った
- 各版の変更点と変更の理由を読み、社内の担当者と共有した
- 断り理由の上位3つ程度に、社内の言葉の返しを用意した
- 30秒の骨格(事実→背景の一言→商談の提案)を変えずに、名乗りと言い回しを直した
- 電話で答える質問と答えない質問の一覧を作り、外注先にも共有した
- 外注の期間に接続率が高かった曜日と時間帯に、架電の枠を固定した
- 外注の最終4週と同じ版・同じ区分で比べる表を用意した
- 商談シートを外注の期間と同じ項目で書き続けると決めた
よくある質問
外注先が使っていた営業トークを、社内の担当者が使えるようにするには何から始めればよいですか?
台本の最新版だけでなく、各版の変更点と変更の理由、断り理由ごとの返し、電話で答えない質問の一覧を受け取り、変更の理由から読みます。そのうえで、相手の事実→背景の一言→商談の提案という30秒の骨格は変えず、名乗りと言い回しだけを担当者の言葉に直し、別の版番号を付けて使い始めます。
AIO/LLMO支援を売るための営業トークと提案は、どうつなげればよいですか?
電話では相手の社名や主力サービスでAI検索をした結果を事実として伝え、背景を一言添えて、詳しい内容は商談で話すと提案します。商談の冒頭では電話で伝えた結果を画面で見せ、相手が反応した点を確かめてから、電話で話さなかった仕組みの説明に入ると、電話と提案が一続きになります。
社内の担当者が話すと、外注先のときより商談が決まりにくいのはなぜですか?
よくあるのは、サービスに詳しいぶん電話で説明が長くなり、商談を提案する前に相手が判断を終えてしまうことです。会話率が変わらず、商談化率と会話の平均時間だけが悪くなっていれば、この可能性が高いと読めます。背景の一言を一文に戻し、電話で答えない質問の一覧を手元に置いて確かめます。
外注のトークを社内用に直したあと、うまくいったかはいつ判断できますか?
外注先の最終4週と同じ版・同じ区分で、会話が30件以上たまった時点が目安です。接続率35%・担当者到達率30%・会話率60%程度なら、1日60件の架電で8営業日前後かかります。それまでは商談の件数より、会話率と会話の平均時間のように毎日確かめられる数字で、崩れた部分の当たりをつけます。
代表が自分で電話するときは、名乗りに肩書きを入れたほうがよいですか?
利点と注意点の両方があります。代表の肩書きは決裁者に話が届きやすくなる場面がある一方、受付では重い営業電話と受け取られることもあります。肩書きを名乗るなら用件をかえって短くし、何の電話かを一文で言い切ります。名乗りを変えた版は別の版番号にして、担当者到達率の変化を確かめます。
この記事の前提と根拠
- 30秒の流れ(相手の社名や主力サービスでAI検索した結果を事実として伝える→背景を一言→詳しくは商談で)、トーク初稿の事前確認、商談シートの項目は、大橋メソッドの運営元が示している架電と商談設定の進め方に基づきます。
- 会話率50〜70%・商談化率8〜15%、判断に使う会話30件以上、架電数1名1日60〜120件は、説明が必要なBtoB商材の架電で一般的に使われる目安です。
- 比較表と想定ケースの件数・率・通話時間・台本の文面は、手順を説明するための仮のものです。
- 背景の一言の例は、Ahrefsが2026年2月に公開した調査を踏まえています。約30万キーワードで2023年12月と2025年12月を比べ、AIによる概要が出る情報系キーワードでは、検索1位のページのクリック率が約58%低かったという結果です。
参照した資料
数字の目安は一般的な水準を整理したもので、商材・対象・条件によって変わります(2026年11月時点)。
次の一歩
このページ下の相談フォームに、外注先から受け取っている(または受け取る予定の)トークの版と、社内で架電する担当者の人数、外注の期間の会話率・商談化率が分かればその数字を書いて送ってください。1営業日以内にメールで連絡があり、30分のオンライン無料相談で、今のトークと断り理由の記録を整理し、社内に移すときに変えない部分と直す部分を確かめられます。営業電話はかかってきません。